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ラムチョップってどんな肉?
生後12ヶ月未満の仔羊の骨付きのロース肉を、骨ごとにカットされたお肉のことをラムチョップといいます。生後12ヶ月以上の羊のことは「マトン」といいます。
羊特有の匂いも少なく、柔らかくジューシーな食感で、脂身も適度にのり旨味も強く、グリル調理に向いたお肉です。新鮮なお肉であれば、表面を軽く焼いた状態でもおいしくいただけます。
「チョップ」の意味
何気なく「ラムチョップ」といっているけれど、この「チョップ」とは、一体どんな意味があるのでしょうか?
チョップ(chop)を和訳すると、力強く「たたき切る」、「刻む」、そして厚切りにした「骨付きのロース肉」の意があります。また、ラムとは生後1年未満の羊肉のこと。
以上をふまえると、生後1年未満のラム肉の骨付きのロース肉を、あばら骨ごとに1ピースずつ切り離したお肉のことを「ラムチョップ」と呼びます。
さまざまなミートチョップ
チョップというと、ラムチョップが有名ですが、実はラム肉だけではありません。ではどのようなお肉のチョップがあるのでしょうか?
続いては、いろいろなお肉のチョップをご紹介します!
ポークチョップ
ラムチョップと同じように、豚肉のあばら骨付きのロース肉のことを「ポークチョップ」といいます。
また、豚肉の場合は、お肉自体のことだけでなく、トンカツや生姜焼き用の骨なしの厚切りロース肉や薄切りの肉を使い、ケチャップ風味で味をつけた料理のことを「ポークチャップ」と呼んだりするので少しわかりにくいですね。
ビーフチョップ
英語で骨ごとにたたき切るという意味があるチョップは、ラムチョップやポークチョップと同じように、牛肉でも「ビーフチョップ」と呼ばれることがあります。
牛肉に関しては、トマホークステーキとして一般的な「骨付きリブロース」(リブアイともいわれます)がラムチョップに近い部位にあたり、肉質は柔らかく、赤身と脂身どちらのおいしさも楽しめる部位となっています。かたまりの状態から時間をかけてローストしたものは「プライムリブ」と呼ばれ、専門店もあるほどです。
ちなみに、仔牛の場合は「チョップレディ」ともいわれ、グリルやローストのほかに、カツレツなどの料理も有名です。
「ラムラック」と「ラムチョップ」の違い
ラムチョップと似たようなお肉で「ラムラック」と呼ばれているお肉があります。ラムチョップとラムラック、一体何が違うのでしょうか?
「ラムラック」とは、ラムチョップのように小分けにせず、かたまりのままの背骨つきのお肉のことをさしています。
BBQで豪快に焼き上げたり、オーブンでじっくりグリルするのがおすすめの調理法です。見た目も豪華なのでパーティーの際など、人が集まる際には、単体のラムチョップよりラムラックのまま調理したほうが、よりラム肉のうまみも逃さず楽しめます。
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