ライター : 伊藤 千亜紀

フードアナリスト

カリーブルストってなに?

「カリーブルスト」とは、日本語で「カレーソーセージ」という意味で、ドイツのベルリンでは名物とされている、有名なB級グルメです。屋台やファストフード店のようなイメージのショップで購入し、食べ歩きするのが本場ドイツ流。カレーのスパイシーな香りが漂い、食欲を刺激されるひと品です。

作り方が簡単すぎる!

材料は、ソーセージとケチャップ・カレー粉をベースとした調味料。表面を軽く焼いたソーセージの上にケチャップとカレー粉をまぶして作ります。お店によっては、カレーソースにカレー粉をまぶして作るのだとか。とっても単純な料理で、ドイツではどこでも食べることができ、大衆食として根強い人気があります。

「カリーブルスト」のルーツは?

ベルリンやハンブルク、ルール地方が発祥の土地とされますが、カリーブルストの起源は諸説あります。ベルリンでは屋台の女性店主が、客足の遠い雨の日に材料を混ぜ合わせてできたというのが定説です。ルール地方では、ソーセージ店の店主が、カレー粉をケチャップに落としたことから発明されたとも言われていますよ。

カリーブルストの基本レシピ

フランクフルトソーセージを焼き色がつく程度に焼き、ソースやみりん、カレー粉で炒めます。あとは上からケチャップとカレー粉をかければできあがり!合わせ調味料で炒めることで、ソーセージに味がなじんでおいしいですよ。

本場流「カリーブルスト」食べ方

「カリーブルスト」を頼むと、付け合わせの定番があります。「ブレートヒェン」と呼ばれる小さなパンやフライドポテトが一般的です。ブレートヒェンに挟んで出す店も多いのだとか。パンに挟むと見た目はホットドックに似ていますね。 フライドポテトには、独特の酸味の少ないクリーミーなマヨネーズがかけられていて、クセになるそうですよ。

どこで食べられるの?

本場ドイツでは、インビススタイルで「カリーブルスト」をいただきます。インビスとは、軽食スタンドのことで、日本でいうところの屋台やファストフード店のようなイメージです。ドイツの街を歩くと、至る所にインビスがあり、手軽に屋外飲食が楽しめるのだそう。 ドイツといえばビール!スパイシーなカレー風味のソースが、ドイツビールとよく合いそうです♪
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