ライター : kinako
料理やお菓子を作ること、食べることが大好きです。作り方のコツやポイントとともに、さらにおいしく味わえるよう、素材や料理の背景にもさり気なく触れられれば、と思っています。
福岡県民が愛してやまない「マンハッタン」とは
福岡県民から人気のおやつ「マンハッタン」。関東に住んでいる方はあまりなじみのない商品かもしれないですね。
マンハッタンは、福岡県の名物パン。サクサク食感のチョコレートがかかったドーナツで、子どもから大人まで、幅広いファンを持つロングセラー商品です。西日本から九州地方の出身のみなさんは、おなじみの方も多いはず。関東に来て、マンハッタンがなかなか食べられないことにがっかりした人も多いかもしれません。
ねじねじドーナツ「マンハッタン」
ねじりリングドーナツ「マンハッタン」は、1974(昭和49)年に、リョーユーパンから発売されました。カリカリサクサクの少し硬めの生地に、チョコレートがたっぷりコーティングされています。マンハッタンの「さっくり食感」は、開発中に偶然発見されました。商品として販売したら大ヒットとなり、多くの人に愛され、現在に至ります。
食べごたえがあり、価格もリーズナブルということで学生を中心に人気が高く、学校の売店ではすぐに売り切れてしまうため「幻のパン」といわれていたこともあるんだとか!人気の「マンハッタン」は、グルメマンガ「クッキングパパ」にも登場し、近頃ではテレビで紹介されることも多くなりました。
案外単純!名前の由来
マンハッタンと聞くと、ニューヨーク?と思いますが、マンハッタンの名前の由来は案外単純。リョーユーパンの職員が、ニューヨーク・マンハッタンで見た商品を参考に作ったため、「マンハッタン」の名がついたそうですよ。
関東では手に入りにくい
チョコレートたっぷり、サクサクドーナッツ「マンハッタン」。食べてみたい!と思う方も多いのではないでしょうか。残念なことに「マンハッタン」が販売されている地域はわずかのよう。ほとんどは、福岡をはじめ、九州、中国、四国の一部の地域で販売されています。
関東でも販売されているという話もありますが、常にマンハッタンが買える場所は限られているようで、関東で買えるのは珍しいそうですよ。
リョーユーパンのマンハッタンは、通信販売も行っておらず、帰省した際や出張の時など、九州方面へ行ったら買い求める、という人も多いそう。
地元・福岡ではスーパーやコンビニの定番商品なのに、その他の地域ではなかなか手に入らない、という希少性も、マンハッタンの魅力かもしれませんね。
▼リョーユーパンのもっと詳しい情報はこちら
オールドファッションとどう違う?
オールドファッションとは
カリカリサクサクのドーナツ、といえばオールドファッションを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。オールドファッションは、原料である小麦粉・砂糖・卵・サワークリームなどの生地を棒状に伸ばし、丸くして成形し、低温の油で揚げたものです。
「マンハッタン」も小麦粉・砂糖・卵などが使われていますが、やはり食感が違います。細かな材料の違いと、ねじれた生地が「マンハッタン」独特の食感を生み出しているようです。
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