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温度
上品さを感じるこれらの表現、具体的な温度は「雪冷え」が5℃、「花冷え」が10℃、「凉冷え」が15℃くらい。
雪冷えは口に含んだ瞬間、キリッとした冷たさをかんじますが、花冷えになると少し和らぎます。涼冷えは常温より、ややひんやりしています。
適温の見極め方
こちらも日向燗・人肌燗・ぬる燗同様、温度計を使わないで的確な温度を見極めるのは難しいのですが、ポイントとしては、口に含んだ際にスーッと清涼感があるかどうか。参考にしてみてくださいね。
味わい
全体的に日向燗・人肌燗・ぬる燗と比べると、香りが引き立ち、キリッと引き締まる味わいになります。雪冷えで飲むと、香りが良い日本酒の場合はドライになり、喉を通る時にはすっきりとちょうどよい温度感になります。温度が低い分、甘みや香りの華やかさには欠けるようですが、すっきり爽やかな味わいが楽しめます。
おすすめは上燗
どの温度で日本酒がおいしく感じるかはその人によりますが、燗酒でおすすめなのは45℃程度。この温度が最も香りや風味など全体のバランスが良く、おいしく感じるとされています。では、この温度の目安や自宅で作る際はどうすれば良いのでしょうか。
上手な燗酒の付け方
せっかくの日本酒も、付け方を間違ってしまっては台無しです。おいしくいただく際のポイントとして、徳利に日本酒に入れて少し温めましょう。この時、アルコールがとんでしまわないよう、ラップをするとよいですよ。
沸騰直前の高い温度で2~3分、あまり時間をかけずにサッと温めることをおすすめします。2~3分経ったら徳利を鍋から取り出し、底の部分を触った際にちょっと熱いと感じたらいい温度加減のサインです。
レンジを使った方法
わざわざお鍋で水を沸かすのは面倒・・・・・という方には電子レンジでの加熱をおすすめします。上記鍋を使用した場合と同様、徳利に日本酒を入れてラップをし、500Wの電子レンジで40秒温めます。この時間は1合の場合の目安です。
また、一気に温めてしまうと徳利の上部と下部で温度にムラが出てしまうため、20秒ずつ、2回に分けて温めるのもおすすめです。注いだ時にゆげが出るぐらいがちょうどよい温度加減です。加熱時間はお使いの電子レンジの種類に合わせて調整してくださいね。
※徳利は電子レンジ使用可能なものをお使いください
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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