お酒は徳利に入れた方がいい?

お酒を飲む際には徳利に入れた方がおいしいのでしょうか?近年では、小さな瓶に入ったお酒も販売されており、そのまま飲む方もいるようですが、やはり徳利を使用するのがおすすめです。 日本酒とは、お酒の性質さらに温度差によって味わいが変わる飲み物です。丁寧に温めることにより、常温で味わう際とは違う美味しさを味わうことができます。温める際は瓶を使用するのではなく、徳利がおすすめ。徳利はお酒にむらなく熱が伝わり、全体をじんわり温めてくれます。日本酒の香りもあの独特な形にふんわり閉じ込められ、香りを楽しみながら飲むことができるそうです。

徳利の使い方

お酒を飲む際には、熱燗や冷酒で楽しむことになりますね。それぞれ、どのように徳利を扱えばよいのでしょうか?

熱燗

熱燗とは50度を目安に日本酒を温めたもの。熱燗で日本酒を飲む際は口に運んだ際の温度が50度だということを忘れずに。徳利で温める際は、もう少し高い温度まで温めます。 徳利を熱燗にする際は、湯煎が最もスタンダードです。大きなお鍋に水またはお湯を注ぎ、ここにお酒を入れた徳利を入れる方法です。こまめに温度を測るのは大変ですので、荒燗という方法がおすすめ。こちらの方法は、鍋に入れた水またはお湯をしっかりと沸かしてください。湯気が出るほど温まったところに、お酒を入れた徳利を入れましょう。このとき徳利はお鍋の中心部分に置くとよいですよ。 熱燗にする際には、徳利の中のお酒が膨張して、注ぎ口付近まで上がってきます。これを目安に鍋からあげましょう。

冷酒

ITEM

冷酒カラフェ氷ポケット付徳利 61048DV (業務用)(グループP)

¥2,682〜

※2017年8月23日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
冷酒用の徳利は、専用のものを使うと便利です。冷酒用の徳利を使用する際には容器にくぼみがあり、そこに氷を入れましょう。こうすることによって日本酒が薄まる心配が無く、冷たい状態で飲むことができますよ。 一般的な陶器の徳利を使用する場合、氷水を使用しましょう。ボールやお鍋にたっぷりの氷水を入れ、ここにお酒を注いだ徳利を置きます。お好みの温度まで冷えたところでいただきます。

注ぎ方のマナー

徳利を使いお酒を注ぐ際には、マナーを覚えておく事も大切です。徳利には片口、両口の2つのタイプがありますね。両口の場合には、どちらかの注ぎ口からお酒を注ぎましょう。 注意するべきは片口の徳利の場合です。片口の徳利をもち、注ぎ口を下にしてお酒を注いでいませんか?片口の徳利は注ぎ口を上に向けるのがマナーです。いくつか理由があります。 注ぎ口を上に向けることで、猪口を持つ相手は注ぎ口を見た時に宝珠の形に見えるから。 戦国時代、暗殺を謀るために徳利の注ぎ口には毒を盛つけていたことから、毒を避けるため注ぎ口を使わずお酒を注ぐ説があります。

ちなみに…… お猪口の意味は?

徳利で日本酒を飲む際にはお猪口を使用しますね。お猪口は日本酒を飲む時、そばやうどんをつけ汁に入れるときに用いる陶器の小さな器とされています。底がすぼんだ形をしており、口元が広くなっているのが特徴。このお猪口とは、どのような意味があるのでしょうか。 お猪口は猪口(ちょく)が転じたと言われています。日本では、本膳料理に使用する小器を猪口と言っていたそうです。それが現在ではお酒を入れる入れ物として、お猪口になったのだとか。さまざまなデザインのお猪口が販売されており、自分のお気に入りを探すのも楽しいですね。
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