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ブランマンジェとは?
「ブランマンジェ」というスイーツを食べたことありますか?白くて、甘酸っぱいソースと一緒に食べることが多いスイーツです。ババロアと見た目はそっくりで、イタリア料理屋さんでデザートによく出るパンナコッタとも似ています。この2つとの違い分かりますか?
今回は白くてぷるぷるのブランマンジェについて、ババロアやパンナコタとの違いについてご説明します。見た目は似ていてもそれぞれに違いますよ。
名前の由来
「ブランマンジェ」とはフランス語で、白い(blanc)食べ物(manger)という意味。フランスではとてもメジャーなデザートです。フランスのランドック地方やモンペリエで作られたお菓子。「アーモンドの豆腐」とも呼ばれ、アラビア人がアーモンドと砂糖で作ったものが始まりとされています。
ヨーロッパでは7~8世紀頃、高級な料理の材料として使われるようになり、18世紀になると料理人のアントンカレームがデザートにしました。 意外なことに、最初はデザートではなく、お肉が入った食べ物だったそうですよ。
ブラマンジェの基本
伝統のあるスイーツブランマンジェですが、基本の作り方はシンプルです。
砂糖を入れ沸騰させた牛乳に細かくしたアーモンドを入れ、しばらく放置。作ったものを布で漉して、ゼラチンと生クリームを加えた後、冷やし固めたら完成です。食べる時にフルーツソースを添えて食べることも多いですよ。
パンナコッタ、ババロアとはどう違う?
冷たくて白いプルプルのデザートと言って、思い出されるのが、パンナコッタやババロアですね。見た目はとても似ていまして、見分けがつかない。でも、発祥の地や材料など、違うところがあり、知っていると少し見方が変わって面白いですよ。この機会に整理しておきましょう。
パンナコッタとは
スーパーやコンビニでも買えるようになったなじみのあるスイーツ「パンナコッタ」、つるんとした舌触りやほどよい甘さが好きな方も多いのでは?
イタリアのお菓子。イタリア語でパンナ(panna)は生クリーム、コッタ(cotta)は煮つめるの意味です。
基本の作り方は、生クリーム・牛乳・砂糖を煮詰め、バニラやラム酒などで風味をつけたら、ゼラチンで固めて作ります。ミルクプリンのような食感で。ベリー系のソースやチョコレートソースが添えられていることも。
ブランマンジェはアーモンドの香りを移して、風味を楽しむものなので、そこが違うポイントですね。
ババロアとは
日本でも昔から親しまれている、「ババロア」はフランスのお菓子。フランス語で「バイエルンの」を意味し、一説によるとドイツのバイエルン王国の貴族のために考案されたといいます。
基本的な作り方は、卵・牛乳・砂糖・生クリームを混ぜたものをゼラチンで固めて作ります。
ババロアは泡立っているものが多いので、ふわふわとしたムースのような滑らかさ。
ブランマンジェと違うポイントは、全卵を使うところ。なるほど、色も純白ではなく、ほんのりクリーム色なのですね。
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