「グラッパ」の飲み方&おすすめ銘柄!ブランデーとの違いって?

ぶどう特有の甘い香りと琥珀色のグラッパ。専用グラスやデザインボトル、楽しめる部分の多いお酒ですが、日本での知名度はまだまだです。イタリアでは、食後酒として飲まれる定番のお酒。グラッパの由来やおいしい飲み方をご紹介します♪

2017年12月4日 更新

イタリアのお酒「グラッパ」とは?

イタリア料理店などのアルコールメニューで、たまにみかけるグラッパ。皆さん、飲んだことはありますか?最近はリーズナブルなイタリアンでお馴染みの、ファミリーレストランなどでも提供されるようになり、以前より少し身近になりましたね。

そんなグラッパですが、まだまだ知らないことが多くあります。グラッパはぶどうの搾りかすから作られていますが、詳しいことはわからないことばかり。そこで、グラッパのおいしい飲み方やおすすめ銘柄などを調べてみました。

グラッパについてたっぷりとご紹介します!

グラッパとは

グラッパはブランデーの一種として考えられています。ブランデーもぶどうから造られますが、グラッパはワインを造る際に出る、ぶどうの「搾りかす」から作られるのが特徴です。搾りかすと言っても、ぶどうの皮、種、実の残りや果軸、果汁や中にはワインの残りなども含まれます。

この搾りかすを蒸留させて作るため、瓶詰めされてすぐに出荷されるものは無色透明の色合いです。

木樽で熟成させることで、ブランデーに似た色合いを持つグラッパも増えてきています。

グラッパの始まり

グラッパの起源については諸説ありますが、グラッパが流行りはじめたのは10世紀以降と言われています。

その頃のヨーロッパでは、ぶどうを原材料とするワインは上流階級が楽しむ贅沢品でした。

ワインの原料であるぶどうを栽培する農民は、自分たちのぶどうから出来たワインを飲むことはできず、ぶどうの搾りかすは畑の肥料としていました。貧しい人々はこの搾りかすに水を加えたものを飲んでいたと言います。

いつしか農民たちは、貴族がワインから蒸留酒を作るのを真似て、搾りかすを蒸留してお酒を作るようになりました。これがグラッパの始まりです。

15世紀にはすでにイタリアのフリウリ地方から、オランダにグラッパを輸出していた記録が残っています。とても歴史のあるお酒で、庶民に親しまれていたことがわかりますね。

グラッパとブランデーの違い

日本では「粕取りブランデー」と呼ばれることもあるグラッパ。まず、ブランデーとは一体どんなお酒を指すのでしょうか。

ブランデーとは

広い意味では、フルーツが原料の蒸留酒全般を指します。りんごのブランデー、なんて言葉もたまに聞きますよね。一般的には「ぶどう」を原料とする蒸留酒のみを指します。ぶどう以外のフルーツが原料のブランデーは、「フルーツブランデー」と呼んで区別をすることが多いです。

主に白ぶどうのワインを蒸留して木樽に入れ、5~8年熟成して造られます。アルコールは40弱~50度程度と高く、種類によっては25年以上熟成させるものもありますね。

フランスのコニャック地方などで製造が始まったブランデーは、時の王ルイ14世の庇護のもと、厳密に保護されています。

そのため、「王侯の酒」として、現在でも高級品として取り扱われています。

日本でも親しみのあるブランデーは、香り高く優雅な気分になれるお酒です。時間をかけてくつろぎながら飲むお酒として愛されています。

フランスでは「マール」

一方のグラッパを含む、ワイン醸造後にできる、醗酵後のぶどうの残りかす(ポマース)を蒸留したお酒を「ポマース・ブランデー」と呼びます。

フランスでは「マール」(英語ではマール・ブランデー)と言い、「つぶす・砕く」を意味する単語(marcher)から派生しました。また、マールは搾りかすそのものを指す場合もあります。フランスのワイン同様、シャンパーニュやブルゴーニュ地方で作られたものが評価が高いとされていますが、生産量はラングドック地方が6割を占めています。
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ちあき

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