もっとおいしく!「日本酒の飲み方」徹底ガイド

少し前までおじさんが飲むもの、というイメージがあった日本酒ですが、最近は女性でも日本酒の飲み方を知って楽しんでいる人がたくさんいますよね。今回はそんな日本酒について、種類や色々な飲み方についてご紹介していきます。

2018年8月23日 更新

まずは日本酒の種類を知ろう

日本酒は8種に分類される

日本酒の名称には、いくつもの分類があって複雑ですね。昔は特級、1級、2級という級別の分類をしていましたが、今は日本酒の多様化に伴い、吟醸酒・大吟醸酒・純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒・特別純米酒・本醸造酒・特別本醸造酒の8種類の名称があります。これを「特定名称酒」と言います。

分類される要素は以下のポイントです。
1. 精米歩合(お米の磨き具合)
2. 麹歩合(麹米の使用割合)
3. 醸造アルコールの添加量

例えば「大吟醸酒」とは、精米歩合50%以下、麹歩合15%以上、醸造アルコール添加(10%以下)という規格になります。アルコール無添加の大吟醸酒を「純米大吟醸」と呼びます。

精米歩合が高いという事は、お米の粒の表面を削る量が多くなり、中心に近い部分だけを使うことになります。一般的に精米歩合が高いほど余分な雑味が少なくなり、香りが華やかになると言われています。大吟醸酒は、原料に対して出来るお酒の量が少なくなるので、価格が高くなりがちです。

精米歩合で味の良し悪しは決まらない

吟醸酒とは、精米歩合60%以下の白米と米麹及び水、またはこれらと醸造アルコールを原料として吟味して造ったお酒で、固有の香味及び色沢が良好なものです。前述の大吟醸酒との違いは、精米歩合が少し低くなった点です。

ただし、吟醸酒よりも必ず大吟醸酒の方が良い(おいしい)お酒かと言うと必ずしもそうではなく、個々の銘柄は原料の酒米の種類、麹の種類、お水の質(硬水か軟水かなど)、仕込み期間や温度・湿度など、様々なファクターがあり、一様には言えません。

「純米」とつくものは添加物なし

純米酒とは

8種類の特定名称酒の中で「純米」という文字が付く名称は、すべて醸造アルコール無添加です。原材料は、米・米麹・水のみ。純米酒とは、添加物を使わないお酒という意味です。

「純米酒」の規定は、アルコール無添加・精米歩合の規定なし。「特別純米酒」の規定は、アルコール無添加・精米歩合60%以下または特別な醸造方法(要説明表示)となっています。特別な醸造方法とは、例えば以下のような製造法が認められています。

・低温長期発酵
・木槽(きぶね)しぼり → 木製の旧式搾り機を使用
・無農薬の酒米を使用している

アルコール無添加・精米歩合60%以下という規定は、「純米吟醸」と同じです。だから純米吟醸酒と名乗ってもよいのですが、一般的に吟醸系のお酒は香りが華やかでスッキリとした飲み口が多く、一方の純米酒はアルコール無添加によるどっしりしたボディのお酒が多いイメージがあります。

同じ規定でもどのようなお酒なのかをより忠実に表すために、蔵元が名称を選択するのです。ひとつの実例としては、食用のお米を使って純米酒を造っていた蔵元が、酒造好適米を使った純米酒を造り、特別純米酒として新たな銘柄を出したことがあります。

本醸造酒とは

本醸造酒とは、純米酒に醸造アルコールを加えた日本酒。精米歩合は70%以下。特別本醸造酒は、精米歩合は60%以下となります。どっしりとした骨太の純米酒に対して、純米酒よりもライトでまろやかなお酒が多いのが特徴です。後口も切れの良いタイプが多く、燗酒向きの銘柄が多いようです。

醸造アルコールとは、サトウキビ・トウモロコシ・米などを発酵させ、蒸留を繰り返して造られるエタノールで、目的は風味の調整です。原料がお米だけの純米酒に対して、複雑なうま味を加えると共にマイルド感を与えます。ビールの製造工程で、お米やコーンスターチなどの副材料を用いるのと同様です。

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shucyan

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