ライター : macaroni_repro

ロマネスコはブロッコリー?カリフラワー?

ブロッコリーのような蕾のあるロマネスコですが、現状ではカリフラワーの仲間と分類されています。見た目や味はブロッコリーに近いのですが、花蕾の配列や食感はカリフラワーに近くなっており、カリフラワーとブロッコリーの中間とも言える野菜です。 一般的に「ロマネスコ・ブロッコリー」と呼ばれることが多いので、野菜市場などではしばしば混乱が起こります。そもそも、ロマネスコの発祥がハッキリしていないのも理由の一つ。 実際、15~16世紀頃からヨーロッパではロマネスコやカリフラワーが栽培され始めた歴史があるのですが、一説にはロマネスコが原種で、ブロッコリーやカリフラワーはそこから派生したものではないかとも言われているんです。

ロマネスコの特徴や栄養はカリフラワー?

ロマネスコが持つ栄養価はブロッコリーやカリフラワーとあまり変わりませんが、主にビタミンCが豊富です。濃い緑色を見て分かるように、βカロテンも豊富に含まれているので美容にはピッタリの食材です。葉酸や、キャベジンと言われるビタミンUも豊富です。 しかし、何よりも特徴的なのはその形ですよね。実はカリフラワーと同じ「フラクタル形態」といわれる構造なのですが、カリフラワーはここまで綺麗な幾何学模様は出ていません。規則正しい配列はフィボナッチ数に一致することでも有名なので、数学好きなら思わず見とれてしまう美しい配列なんです。

どうやって食べるのが正解?食べ方のコツ

ロマネスコを調理する際は、ブロッコリーと同じ調理法でOKです。ビタミンCが溶け出さないよう、塩茹でして調理します。茹で過ぎると食感が損なわれてしまうので気をつけてください。色が綺麗なうえ、形も個性的なので、サラダやピクルスにしても綺麗で美味しくいただけます。 また、花蕾だけでなく、茎も加熱すると甘みが出てくるので、スライスしたり千切りにして無駄なく食べましょう。ロマネスコ独特の形を活かしたサラダや盛り付けにすれば、ちょっとテーブルが華やかになります。ブロッコリーやカリフラワーと一緒に並べて食べ比べてみては?
ロマネスコはあまり日持ちがしないので、買ってすぐ使わないようであればラップに包み、冷蔵庫に立てて保存しましょう。それでも4~5日で食べきってしまうのがベター。ロマネスコを選ぶときは、花蕾がギュッとして小さく、先端が変色していないものを選んでください。
提供元:
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ