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油ならし
空焼きが済んだフライパンに油をなじませることを言います。
【油ならしの手順】
①空焼きの済んだフライパンを再度火にかけ、完全に水分が無くなったら、たっぷりの油を入れて加熱します。
②ある程度温まったら、弱火にし2~3時間熱し続けると完成です。
以上の工程を終えてもまだ焦げ付いたりする場合は、使い終わった後に水洗いのみで焦げを取り除き、再度油をたっぷり入れて弱火で長時間なじませてみてください。
調理の際はしっかり熱してから
鉄製のフライパンはテフロン製のフライパンよりも、より強い熱量が伝わる性質があります。適正な油の量と火力を誤ってしまうと料理を焦がしてします原因にもなるため、十分注意しましょう。
焦げ付きを防ぐためにには以下の事を守ってください。
・火力は普段より弱めにする
・料理に適正な油の量を使用する
・「油返し」を確実に行う
【油返しの方法】
①中火で約1分程加熱する。水滴をおとした時にはじく程度が目安です。
②多めの油をフライパンに入れ、フライパンを回しながら、全体に温まった油を行き渡らせます。
③油煙が出てきたら、余分な油は油缶などに戻します。
【調理の方法】
フライパンに残った油がフツフツとしている状態であれば調理開始の合図です。(この状態だと約180℃)
調理を始める時の火力は基本『弱火』です。
充分に温められたフライパンは弱火で十分に調理ができますが、食材や温度によっても異なる場合がありますので、再度火力を強くする場合は『中火』に調節します。
決して『強火』にはしないでください。
調理後のお手入れ
たわしでごしごし!
鉄製フライパンの使用後はたわしでも金たわしでもゴシゴシ洗ってもOKです!
焦げ癖は塩を使って予防
軽い焦げ癖であれば、塩を使って予防が可能です。塩をひとつまみフライパンに入れ、乾煎りをし、フライパンが熱くなったら、火にかけたまま布フキンなどを使い、ゴシゴシこすります。10秒ほどこすればOKです!
そのまますぐにフライパンを使用する場合は、塩をキッチンペーパー等で拭き取ってから油を敷いて使用してください。
すぐに使用しない場合はフライパンを水洗いし、塩を洗い流します。再度フライパンを火にかけ水分を蒸発させたら、火を止め、最後にキッチンペーパーなどで油を塗っておきましょう。
汚れをふやかして取り除く方法
たわしでこすっても焦げ付きや汚れが取れない場合は、フライパンに水を張り火にかけて沸騰させてください。落ちなかった焦げ付きや汚れが随分落ちやすくなりますよ。
酷い焦げ付きや汚れで中々落ちないものは、何度か火にかける工程を繰り返し、たわしでこすり洗いをしてください。
洗い方のポイント
洗う際は洗剤は使わない
鉄製のフライパンを洗う際は、洗剤は使わず、たわしで洗い、水ですすぐだけで充分です!
せっかく油をなじませて使っているのに、毎度洗剤を使って洗っていては、油のコーティングをはがしてしまっていることと同じで、焦げ付きの原因を作ってしまうことになります。
鉄フライパンは使えば使い込むほど、油なじみもよくなってひっつきや焦げ付きもなくなっていくものです。そのためニオイの強い物や色移りのするようなものを調理した時以外は、基本水洗いで問題ありません。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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