
ライター : でぐでぐ
おいしいものを食べること、作ること、撮ることが大好きです。 天気のいい日はお弁当を持って、ピクニックに行きたいです!
山口県の「みかん鍋」が話題!
フォトジェニック鍋、パクチー鍋など、ちょっと変わった鍋がInstagramを賑わせていますが、山口県には10年も前から「みかん鍋」という不思議な料理があるんですよ!この地方の特産品の味わいがぎゅっとつまっているうえに、風邪予防として重宝されてるんだとか。みかん鍋の定義や、家庭での作り方についてご紹介します!
みかん鍋が気になる!
エビやつみれ、野菜と一緒に鍋に入っているのは……みかん!? みかん鍋はその名の通り、みかんを皮ごと入れて作るお鍋なんです!鍋に入れることにも、みかんを皮のまま調理することにも驚きですね。普通なら常温か、少し冷えた状態で食べるみかん。お鍋に入れておいしいんでしょうか?
twitterでも大好評!
一昨年に食べた時は結構イケる止まりだったみかん鍋 「みかん=千歌、鍋=渡辺でようちかの暗喩食」とか腐りきったことを考えながら食べるとやたら美味に感じる不思議 ごちそうさまでした周防大島のみかん農家様 https://t.co/frjKjEYFYD
— mowsovsky (@ モウソフ) 2017-12-27 21:29:32
みかん鍋美味しい https://t.co/G32oVyGHgW
— Agdjpmtw000 (@ TK@7) 2017-12-23 00:57:55
twitterで、みかん鍋を食べた人を探してみると、「おいしかった!」と褒めている声が多く見つかります。みかんの爽やかな香り、ほんのりとした甘さが、野菜やつみれなどと意外と相性バツグンなんだとか。確かに、ゆずやかぼすなど、柑橘類は鍋にあいますもんね。さらに、柚子胡椒ならぬ「みかん胡椒」がピリッとアクセントになっているんです。
山口県「周防大島名物みかん鍋」
みかん鍋が誕生したのは、山口県周防大島町。山口県の南東端、豊かな漁場に囲まれた瀬戸内海の島です。冬でも温暖な気候のため、山口大島みかんが盛んに栽培されている地域です。「温州みかん」という名前で聞いたことがあるかもしれませんね。
そんな、みかんと漁業の町・周防大島で誕生したものです。正式には「周防大島名物みかん鍋」という名前です。町の観光協会と、農業協同組合の合同開発で、みかんと地魚を組み合わせた料理として登場しました。
みかん鍋の4つの定義
島内の料理人が中心となって立ち上げられた「周防大島鍋奉行会」では、「みかん鍋」についての4つの定義が定められています。
1. 焼きみかんが出汁の中に入っていること
ひとつ目は、「焼きみかん」が出汁の中に入っていること。JA山口大島と広島環境保健協会の厳しい検査をクリアしたみかんだけが、鍋の素材として認められます。皮に押された「鍋奉行御用達」の焼印が、お墨付きの印!皮ごと丸々鍋に入れるので、ワックスの付いていないものを使いたいですもんね。
Photos:8枚
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