苦味が好きな人

苦みを好む人は、新しいものへの関心も薄く、安定性への欲求も薄いというどこかミステリアスさがあります。そもそも、苦みというのは人間が本能的に避ける味であり、何度も経験を重ねることによって好むようになる味です。例えば子供のころは飲めなかったコーヒーでも、繰り返し飲むにつれて大好きになったり、ビールも何度も飲むうちに好きになりますよね。そのため、苦いものを好む人には大人っぽい雰囲気を持った人が多いようです。

じゃあ旨味が好きな人は?

旨味はほかの味のように、どのような味なのかを明確に定義することができません。しかし、旨味の正体は私たちが体を維持するのに欠かせないアミノ酸です。人間は身体を維持するのに必要な栄養素の味を本能的に好むようにできているのです。
旨味を多く含む食品としてはチーズや昆布、熟成された肉、キノコ類などです。一説によるとチーズには麻薬並みの依存性があるとも言われています。厳密な調査結果はありませんが、旨味を多く含む食べ物が好きな人は、さまざまな物事への依存傾向が強い性格である可能性が高いのかもしれませんね。それか、一度好きになったことを突き詰めていくタイプかもしれません。

濃い味や薄味では?

濃い味、薄い味でも好みが分かれますよね。東日本、特に寒い地域の出身の人は濃い味が好き、西日本出身の人は薄い味が好きという説は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?某有名インスタント麺も、販売する地域によってスープの濃さを調節しているというのは有名な話ですよね。
薄味は健康の秘訣、と言われたりもしますが、実際に濃い味が好きな人は注意したほうがよい理由があります。じつは人間はストレスを感じると味覚が鈍るのです。そのため普通の味付けではしっかりと味を感じることができなくなり、どんどん濃い味付けを好むようになります。最近無性に濃い味のモノが食べたくなる、という方は無意識であってもストレスが溜まっているのかもしれませんよ。

味覚が合えばきっと気も合う!

味覚と性格の関係はいかがでしたか?食の好みが同じ人とは上手くいく、というのは恋愛や結婚においてよく言われることですが、その背景にはこんな事実があったんです。確かに食の好みが似ている人とは、その他の面でも気が合うことが多いような気もしますね。もちろん、これだけで全てが分かるわけではありませんが、何かの参考や、話のネタにしてみてくださいね。
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