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赤い汁は大丈夫?
世界の肉事情で洗ったほうがよいというケースを紹介してきましたが、日本のお肉でも洗いたい!と思っている人もいるのではないでしょうか。
お肉を買ったけど、赤い汁が出てきていることに気づきませんか?お肉から出てくる赤い汁はドリップとも言われます。ドリップとは鮮度が落ちてくると出てきてしまうものなので、なるべく出ているものは買わないのがベスト。でも出てきてしまったら、どうしても洗い流したくなりませんか?
流水で洗い流してしまうと、お肉についている菌をシンク周辺に撒き散らす原因になりますので、基本的にはおすすめできません。キッチンペーパーで拭き取ってから調理するようにしましょう。
どうしても気になるなら「50度洗い」
ドリップを拭き取っても衛生状態が気になるひとは、「50度洗い」をしてみましょう野菜を50度洗いするとシャッキリするいう話は聞いたことがある人も多いと思いますが、じつはお肉にも応用できるんです。お肉を50度洗いすることで菌を減らすこともでき、さらにはうま味もとじ込める効果もあるのだとか。ぜひ試してみてください!
「50度洗い」のやりかた
1. 約50度のお湯を準備します。
2. お肉を入れて軽くこすり洗いをした後、そのまましばらく放置します。
3. 5分ほど放置したら冷水にとって冷やし、水気を拭き取ります。
熱湯と常温の水を半分ずつ混ぜるとほぼ50度になります。ただし43度以下で洗うと、逆に菌が繁殖するのでご注意を。また、放置している間は温度が下がりすぎないよう注意してください。それから一番大事なことは、洗ったらすぐに料理することです。そのまま放置するとまた菌が繁殖してしまいますよ!
洗うと臭みは取れるがちょっと注意
ときどき輸入されたお肉の臭みが気になることってありませんか?そんなときはさっと洗うことで臭みを取ることができますよ。ボウルに水をいれ、しゃぶしゃぶのお肉のようにささっと手早く洗いましょう。洗いすぎると脂やうま味成分まで過剰に流れていってしまうのでご注意を。
他、お湯を沸騰させたあとにお酒を入れてさっと下茹でをするか、使う前のお肉にお酒や生姜の絞り汁をかけておく方法がおすすめです。このひと手間がお肉をおいしく食べる下ごしらえになります。
お肉はそのまま調理して大丈夫!
しつこいようですが、日本ではきれいが常識。でも見えない菌はもちろん付いています。食中毒などを起こす菌はしっかりと火を通すことで死滅しますので、日本にいる限りはそのまま使っても大丈夫といえそうです。ドリップが出ている程度なら、キッチンペーパーで拭き取ってしまえばオッケーです。さらにおいしくお肉を食べたい人や菌を気にするかたは、ぜひ50度洗いを試してみてくださいね!
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