ライター : RUI@

料理研究家

アボカドの発音って……

みなさんは、こちらの食べ物のことを「アボカド」「アボガド」のどっちで発音しますか?どちらが正しいのかと気になった経験はないでしょうか。とっても些細なことのようにも思えますが、人に正しく伝えるためには必要な知識だといえますね。 この記事では、アボカドとはどのような食べ物なのかをはじめ、疑問の解答、世界の発音など、アボカドについての情報をご紹介いたします。

女性にも大人気の「アボカド」

アボカドは、世界一栄養価が高い食べ物としてギネス記録に認定されています。「森のバター」の別名を持つ食材としても有名ですが、そもそも何故そのような別名がつけられたのでしょうか?

アボカドはなぜ「森のバター」と呼ばれている?

アボカドの栄養分の特徴は、約20%が脂肪で構成されていることです。脂肪と聞くと、太るのではないかと感じられる方もいらっしゃいますが、アボカドに含まれる脂肪は不飽和脂肪酸と言い、肥満に繋がりにくいとされています。腸内環境を整えることにも繋がり、善玉菌を増やす効果も期待できるそうです。 このように豊富な脂肪を含んでいることから、濃厚でクリーミーな味わいが楽しめるのです。豊富な脂肪分がために、料理の際にバターとして代用されるケースも多いことが別名の由来となっているようですね。

世界一、栄養価が高い果物⁉︎

アボカドは11種類のビタミン・14種類のミネラルを含んでおり、この数値は世界で食べられている果物の中で第1位の値です。なかでもビタミンB2とビタミンEの数値が高いことが有名であり、ビタミンB2については脂肪を分解する働きを持っています。 他にも抗酸化作用が高いグルタチオンを多く含むことで肝臓を保護したり、食物繊維が多いので便秘予防に繋がったり、葉酸を豊富に含むことから細胞増殖に効果的であったり……とにかくたくさんの効能があるのです。

正しい発音はアボカド?アボガド?

日本語では、英語の表記が「avocado」と書くためアボカドと発音するのが正しいとされています。しかしながら各地の方言の関係でアボガドと言った方が自然だったり、カの前がボであるために濁点が続いた方が発音しやすかったりといった理由で、アボガドと発音する方が増えてきてしまったのが現状です。 両方の表記が浸透してしまっている関係で、インターネットなどでは両方の表記を記載することで、どちらの表記で検索しても情報が調べられるようになっていますよね。 ちなみにgoogleの翻訳機能を用いて発音を確認してみると、「アボカド」という発音に聞こえますが、若干ガの発音も濁って聞こえるようにも感じます。

世界の言語における「Avocado」の発音

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