ライター : 堀田 らいむ

webライター

干し柿を食べようと思ったらカビが…!

独特の食感を持つ「干し柿」。甘柿であればそのまま食べることができるものの、渋柿であればなかなか食べにくい……。そんな時に干し柿を作り、柿本来が持つ甘みを引き出して味わうことができます。 干し柿はシンプルに干すことが大切なのですが、実は注意すべき点があります。 それは「カビ」です。干し柿はカビがつきやすく、当然カビを体内に取り入れてしまっては大変なことになります。 今回ご紹介するのは、干し柿に付着しやすいカビの見分け方と、どのように干し柿を作ったらカビが付着しないか。これで安心し、て干し柿を食べることができますよ。

カビ付き干し柿の見分け方

子供の頃から、スイーツ感覚で味わうことができた干し柿。シンプルに作ることができるため、固くなったりカビが生えたり、黒ずんだりしてしまいます。これらのトラブルは、干し柿を食べるのに付きまとう問題でもあります。 ただ、干し柿は白い部分が表面についているため、カビであるのかカビでないのかの見極め方が非常に難しくなっています。 干し柿の表面についている部分が、青色や緑色になっていた場合はカビです。少量の色の変化であれば、その部分だけ取り除けば食べることができますが、変色が大きい場合は中までカビが入り込んでいることが多いため、食べるのはあきらめた方が良いでしょう。 他には、白い色のカビも存在しています。白いカビは判断がしにくく、ブドウ糖の場合もあります。干し柿を作るタイミングで雨に柿が当たったら、白いカビが発生しやすいので注意が必要となります。 ここからは、干し柿にカビが発生してからではなく、干し柿を作るタイミングでカビが発生しないようにする方法をご紹介していきます。

干し柿のカビ対策

くっつかないように干す

干し柿を作る際に、カビが発生しないようにするための方法として、柿同士がくっつかないように干すことが重要です。柿同士がくっついた状態で干し柿を作り上げると、くっついた部分からカビが発生していくことになります。 干し柿を作る際には、柿同士の距離を離しながら作り上げることがポイントです。干し柿が完成した際に白いカビのようなものが出ていても、それはブドウ糖であるので問題なく食べることができます。ただし、雨に付着した柿であると、白いカビが発生している場合があるので注意してください。

雨の日は室内に干す

柿は雨水に付着することで、付着した水気の部分から腐っていくことがあります。塗れた部分が日光で温められたことで、腐り始めるのです。そのため、雨の日には柿を室内に移して干すことが大切です。特に干し始めの3日間の間に雨に濡れると、カビが発生する可能性を高めるので注意が必要です。

風通しをよくする

干し柿は、日光当たりすぎると黒く変色するので注意しましょう。また、気温が高いとカビが生えやすくなるので、なるべく気温が低い時期に干すこともポイントになります。

熱湯にくぐらせる

干し柿を作る際に気になるカビ。このカビを発生させないためにも、柿を干すタイミングで熱湯に5秒ほどくぐらせることで、雑菌作用が増し、カビが発生しにくくなります。
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