違いはどこに?「ざるそば」と「もりそば」の由来を調べてみた

皆さんは「ざるそば」と「もりそば」をご存じですか。何かが違うことはわかっているけれど、具体的な違いはわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は、多くの人がモヤッとしているであろう、ざるそばともりそばの違いについて解説いたします。

2018年9月10日 更新

もりそばとざるそばって違うの?

みなさんは、「ざるそばともりそばの違いって何?」と聞かれたら何と答えますか。おそらく、大半の人が「海苔があるかないか」と答えるのではないでしょうか。

確かに現代では、ざるそばともりそばの違いは海苔のあるなしが代表的とされています。ですが、お店によってはどちらにも海苔が乗っていたり、メニューに片方しかないといった場合もあります。

実際のところ、ざるそばともりそばには海苔以外の違いはあるのでしょうか。また、これらに明確な基準はあるのでしょうか。今回は誰もが一度は疑問に思ったことがあるであろう、ざるそばともりそばについてまとめてみました。

もりそばとは?

最近では、「のりが載っていない冷たいおそば」という印象が強いもりそばですが、実は海苔が載っていないというわけではないようなのです。

もりそばの歴史は江戸時代にまでさかのぼり、ちょうど元禄の頃、「ぶっかけそば」という汁のかかっている温かいおそばがちょっとしたブームになっていました。今でいう「かけそば」のようなものでしょうか。

そのため、温かい「ぶっかけそば」と区別するために、汁につけて食べる冷たいおそばを「もり」と呼び、そばを器に高く盛ることもあって「もりそば」と呼ぶようになったのだそうです。

言われてみると、ざるそばともりそばのどちらもあるお店では、もりそばの方が気持ちおそばがこんもりと盛られているような気がしますよね。普段何気なく食べているおそばですが、こんな古くからの由来があったなんて驚きです。

ざるそばとは?

続いては、ざるそばです。最近では海苔の載ったものというのが定番になり、コンビニで販売されているざるそばでも海苔がついていますよね。

ですが、ざるそばの歴史も江戸時代にまでさかのぼります。当時の深川にあった「伊勢屋」というおそば屋さんでおそばを竹ざるに盛って出されたのが始まりのようです。そのあと、明治時代になってもりそばとの区別をしやすくするために海苔をかけるようになったそうですが、それまでは提供される器の違いだったのですね。

それまでお茶碗のような器に盛るのが一般的だったそばも、小さな竹ざるに入れ替えるだけで見栄えがよくなり、水切れも良いことからそばがより一層おいしく感じると評判になったようです。

確かに、今は家庭用としてもこの竹ざるを簡単に購入できるようになりましたが、普通の茶碗に盛り付けるよりもおそば用の竹ざるに盛った方がおいしそうに見えますよね。

もりそばとざるそばの違い

「もりそば」と「ざるそば」の定義をかんたんにご説明しました。海苔や器の違いがあるものの、それもお店によって異なり、なんだか明確な違いは何なのかがまだよくわかりませんよね。そこで、名前の由来や歴史も踏まえて、何がどう違うのかをご説明したいと思います。
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ちあき

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