「栗」がよく採れる産地は?品種ごとの特徴と味わい、旬を解説

季節の移ろいを感じさせてくれる秋の風物詩「栗」。栗といえば丹波地方で採れる丹波栗ブランドが有名ですが、じつは同じ品種が全国のいたるところで栽培されているんです。そんな栗がどこで採れて、どんな品種が人気なのかを特徴とともに解説。あわせて栗を使ったおすすめレシピを紹介します。

2020年6月22日 更新

ライター : kamomm

定番よりも、つい珍しいものを選んでしまうのは ひねくれ者でしょうか……。 モノも食も、ちょっと癖のある方へ近寄りたがり。

ちゃんと知りたい!「栗」のこと

「栗」は、ブナ科クリ属の落葉樹になる果実の総称です。世界中にいろんな種類がありますが、大きく分けて日本栗、中国栗、ヨーロッパ栗、アメリカ栗の4つに分類。

日本で栽培される栗のほとんどは、山野に自生する芝栗を品種改良したものです。種類や産地によって異なりますが、早いもので8月中旬から収穫がはじまり、9月~10月頃に最盛期を迎えます。

栗の産地とカロリーについて知ろう!

栗の名産地と県別の生産量

2019年に全国で収穫された栗の量は計15,700トンで、そのなかの1位は茨城県の3,090トン、シェアは20%。2位は熊本県の2,810トンでシェアは18%、3位が愛媛県の1,350トンでシェアは9%です。

続いて4位は岐阜県の762トンでシェアが5%、5位が宮崎県の596トンでシェアが4%と、この5県で全国の約6割弱を占めます。(※1)

栗のカロリーはどれくらい?

国産栗のカロリーは生で100gあたり164kcalゆで栗で167kcalとなり、調理して甘露煮にすると238kcalへ上がります。炊きたての白いご飯は168kcalなので、栗とカロリーがあまり変わらないですね。(※2,3)

栗の品種別!特徴と旬の時期をチェック

一番ポピュラーな!筑波栗(つくばぐり)

大玉種の岸根栗と芳養玉をかけ合わせた実生から、選んで育成された栗です。高い収穫性と安定した品質を誇り、全国でもっとも多く栽培され、全体の収穫量の3割ほどにもなります。

甘みがある果肉は栗らしい強い香りが評判で、丹波でも栽培されている品種。産地は熊本と茨城、愛媛で全体の7割近くを占め、9月~10月が収穫の最盛期です。

早生種の代表!丹沢栗(たんざわぐり)

乙宗と大正早生の交配させて生まれた実生から、選抜育成されたやや大粒の品種です。もっとも早く市場に出回る代表的な早生種で、収穫量は筑波栗の次に多く、全体の2割近くを占めています。

甘みと香りは控えめで、加熱するとホクホクした食感が特徴。熊本が一番の産地で、茨城と宮崎が続き、8月下旬~9月までが旬となります。
Photos:8枚
ざるに並んだイガと栗
皿に盛られた蒸し栗
小さなざるに入った銀寄栗
たくさんの利平栗
卵ほどの大きさがある岸根栗の渋皮煮
小皿に盛られたゆで栗
ガラスの器に入った栗の甘露煮
お茶碗に盛った栗ご飯
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