ドラえもんの「どら焼き」好きには、どら焼きよりも甘〜いワケが!

ドラえもん、よくどら焼きを食べていますよね。おいしいお菓子はいっぱいあるのに、なぜどら焼きばかり食べるのでしょうか。自分の名前に似いているから?実はこれには、深〜く甘〜い理由があったんですよ。ドラえもんとどら焼きの気になる関係に迫ります。

ドラえもんといえばどら焼き

ドラえもんとのび太

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突然ですが、ここでドラえもんクイズです。

Q. ドラえもんの大好物はなんでしょう?

国民的キャラクターであるドラえもん。アニメやマンガを観ていた方にとっては常識ですよね。答えは「どら焼き」です。未来からきたドラえもんは、食卓についてのび太くん一家と一緒にごはんを食べますが、食べ物の中でも特にどら焼きに目がないのです。現代はおいしい食べ物であふれているのに、その中でもどら焼きにはまった理由はあるのでしょうか?

ドラえもんがどら焼きを愛する理由

ドラえもんの物語にどら焼きが初めて登場するのは、コミックス第3巻の中の『スケジュールどけい』というお話です。決められたスケジュール通りの行動を強制してくる「スケジュールどけい」という道具にドラえもんが振り回されている間に、のび太くんがドラえもんの分までおやつのどら焼きを食べてしまいます。のび太くんひどい!

次にどら焼きが登場するのは、コミックスの第4巻に収められた『友情カプセル』というお話。この中で、ドラえもんは「どら焼きは大好物なんだ。こんなに食べられるなんて。ああ、夢じゃないかしら。」と口にします。どうして急にどら焼き好きになったのでしょうか?

かわいいガールフレンドが関わっていた!

ドラえもんは、とってもキュートなガールフレンドをきっかけにどら焼きを知りました。

「ノラミャー子」というキャラクターをご存知ですか?ピンク色の猫型ダンシング・ロボットですが、マンガ、テレビアニメ、映画などによって見た目や名前の表記が微妙に変化しています。原作や最近のアニメでは、ドラえもんの妹のドラミちゃん似の2頭身スタイルで描かれていますが、スラッとした8頭身のモデル体型に描かれた、ちょっぴりセクシーな姿が有名です。いまはミュージカルなどのステージで活躍する人気スターなんだとか。

▼ノラミャーコの詳しいプロフィールはこちらをチェック!
ドラえもんとノラミャー子は、ロボット学校の同級生でした。22世紀の日本では、ロボットも学校に行くのですね。ふたりは一緒にハイキングへ行くほど仲よし。そんな初恋の人との思い出が、ドラえもんのどら焼き好きと大きく関わっていたのです。

ロボット学校の学生は、卒業後の就職先を決めるオーディションに出ます。そこで、多くの企業や一般家庭からスカウトがくるんだとか。現在の就職制度よりもシビアですね……。このオーディションの前日、ドラえもんはひどく落ち込んでいました。彼は、学内一の落ちこぼれだったので、すっかり自信をなくしていたのです。そんなドラえもんに、ノラミャー子は「何事も一生懸命なのがよいところ」と励ましながらどら焼きをプレゼントします

心が弱っているところへ、初恋の相手がプレゼントしてくれたどら焼き……!どんな食べ物よりもうれしいですよね。さらに皆さんもご存知の通り、どら焼きはとってもおいしいです。こうして、どら焼きはドラえもんの大好物になりました。

どら焼きの「どら」って何?

どら焼きの由来には、形が打楽器の銅鑼(どら)に似ていることから「銅鑼焼き」と呼ばれるようになったという説、怪我をした武蔵坊弁慶が民家で手当てを受けて、そのお礼に打楽器の銅鑼を型にして作ったお菓子が元であるという説など、諸説あります。どの説にも共通しているのは楽器の銅鑼が関係しているという点です。漢字で書くと「銅鑼焼き」となるのですね。

江戸時代のどら焼きは、皮を1枚しか使っていませんでした。現在のように2枚の皮であんこを挟むようになったのは、大正3年に上野の和菓子屋「うさぎや」が考案したものが元になっています。

ドラえもんの「ドラ」はどら焼きの「どら」?

あんなにもどら焼き好きを公言しているドラえもん。そんなにどら焼きが好きなら、名前の「ドラ」もどら焼きが由来なのでは?そう思う方も多いはず。しかし、本当の名前の由来は「ドラ猫」の「ドラ」からきているのです。

ある日、作者である藤子不二雄さんは、新しいマンガのキャラクターを考えていました。その時、ご自身の幼い子どものおもちゃである「おきあがりこぼし」につまづいたそうです。その瞬間にドラ猫を目にして、おきあがりこぼしのようなコロンとした体型の猫型ロボット「ドラえもん」というキャラクターを思いついたんですよ。

ちなみに、「ドラ」だけカタカナなのにも由来があります。ロボット学校で名前を登録する際、ドラえもんは自分の名前の「ドラ」だけカタカナで書きましたが、残りの「えもん」の部分はカタカナがわからず、ひらがなで書いたのです。それが正式名称となり、今でも「ドラえもん」と表記するのですね。

ドラえもんのどら焼きのモデルのお店がある!

ドラえもんがどら焼き好きであるという設定は、作者である藤子不二雄氏がどら焼きを愛していたことから生まれた設定なんですよ。

藤子さんがもっとも愛していたどら焼き、味わってみたくはありませんか?なんと、『ドラえもん』に登場するどら焼きのモデルになったどら焼きが東京・新宿で買えるのです!

その名も「時屋」!

ドラえもんのどら焼きのモデルとなったどら焼きは、新宿駅から徒歩2分の「時屋」という和菓子屋さんで購入できます。ドラえもんを制作していた当時、「ドラえもん」の作者である藤子不二雄さんのスタジオが新宿にあり、時屋のどら焼きをお目当てによく通っていたんだとか。

1948年(昭和23)創業の老舗で、駅前の喧騒を忘れさせる落ち着いた雰囲気が漂っています。昭和のまま時が止まったかのような、レトロな甘味処です。かき氷や、あんみつ、おしるこなどの甘味処定番のメニューも味わえますが、中でもオススメはやっぱりどら焼きです。

中どら焼き

こちらが、藤子不二雄さんの愛したどら焼きです!ふっくらとした生地は、アニメやマンガでよく見るあのフォルムそのもの。中には、甘さひかえめのつぶあんがぎっしりとつまっています。店内でお茶とセットで頼むこともできますが、持ち帰り用も用意されています。保存料などの添加物を一切使用していないので、早めにいただきましょう。

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