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猫との関係は?「キャットニップ」とは
猫がじゃれつく植物と言えば、一番に思いつくのはまたたびではないでしょうか。猫を飼っている方のなかには、猫と遊ぶ時や猫の食欲がない時にまたたびを使ったりする人もいますね。
同じように猫をじゃらす植物のひとつに「キャットニップ」というものがあります。どのような植物かご存知でしょうか?名前からして、いかにも猫に関係ありそうですよね。
今回はこのキャットニップについて、ご説明していきますよ。
猫も大好きなキャットニップ!
西洋マタタビと呼ばれるだけにネコを誘引する効果があり、近くにおいておくとネコは遊び始めます。また、キャットニップに含まれるネペタラクトンと言われる成分はネコを高揚・リラックスさせる効果を持ちます。キャットニップの葉を入れたねずみのぬいぐるみはネコの良い遊び相手になってくれるので、必要とあれば一度試してみて下さい。
他にも使い方があります。
まずはしつけです。ネコの困ったしぐさに爪を研ぐことがあります。しつけをしていないとどこでもひっかいて研ぐので、傷が絶えません。そんなときにキャットニップを使って爪とぎ場所においておくと勝手にネコが近寄ってきてくれるのでしつけに効果があります。ただ、ネコによって反応しないこともあるようで、特に成熟していない子猫には効果が見られません。
名前の由来
キャットニップはどうしてこのような名前で呼ばれるようになったのでしょうか。そのためには、イヌハッカの由来から調べないといけません。
イヌハッカはイヌが好む植物だから名づけられたわけではなく、イヌという言葉は昔、似非(エセ)の意味合いで使われていました。ハッカは万能ハーブで有名なあのハッカです。つまり、イヌハッカの由来はハッカに劣る(エセ)ハーブの語源から来ているようです。
ネコはハッカのような香りのある草が好きで、よく近づいては噛み始めます。キャットニップは日本語で「猫が噛む草」の意味があります。イヌハッカは猫がよく噛む草だからキャットニップと呼ばれるようになりました。
実は育てられる!
キャットニップの丈は高いもので1m前後になり、葉は三角の形をしていて裏側には産毛が生えています。夏頃には白・紫の綺麗な花を見せてくれます。育てたい方は涼しくなる春・秋頃に種を蒔くと良いでしょう。大きく育つので、一株ほどで十分です。花が咲いている時期は長く、多年草なので花を切り戻せばまた咲いてくれます。
また、キャットニップには、植えると鳥害やアブラムシなどの被害を減らす効果もあります。困っている方の対策に植えておくと、花壇の縁取りにもなって一石二鳥です。
キャットニップの効果効能
キャットニップは料理のハーブにも使われており、人間にも様々な良い効果をもたらしてくれます。
まず、キャットニップには眠気を誘う成分が含まれています。キャットニップティーにして飲むことで眠れない気分を鎮めて寝付きが良くなる効果が期待できます。
また、解熱や発汗にも作用するので風邪を予防する効果もあります。他にも、胃痛を鎮めて消化を促進する成分もあるので、いまいち食欲がわかない方にとっても良いハーブとなります。
注意点は妊娠中や授乳中の方は飲んではいけないこと。ハーブティーにする場合はお腹をこわすかもしれないので、飲み過ぎには気をつけて下さい。
キャットニップティーの作り方
キャットニップは料理にも使われますが、ハーブティーにして飲む方も多いです。
使用する部位は茎や葉の部分です。事前に茶葉を揉んでおくとより一層香りがまして堪能できるでしょう。茶葉に熱湯を注いで数分から蒸らします。もし飲みにくいと感じる方がいれば飲みやすくするためにはちみつを入れるとよいですよ。
お茶から匂うレモンのような香りが、心を落ち着かせてくれます。
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