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糸寒天とは?
寒天の原材料は、「テングサ」や「オゴノリ」などの紅藻(こうそう)です。これらを乾燥させて水に浸し、ほかの原料を加えて沸騰させ、冷ましたものが寒天になります。糸寒天は、天突き器で糸状に押し出した寒天を、凍結乾燥させたものです。
国内の主な生産地は、岐阜県恵那市山岡町。中国や韓国などの海外でも生産されています。
一般的な寒天との違い
寒天には、粉寒天、角寒天、糸寒天(カット寒天)の3つの種類があります。
それぞれの大きな違いは原材料にあり、粉寒天は通常オゴノリ、角寒天はテングサとオゴノリをブレンドしたもの、糸寒天はテングサが使われています。これらの3種類のほかに、高級和菓子として利用されるフレーク寒天や、計量の必要がない固形寒天などもあります。
ちなみに、糸寒天はサラダや酢の物など家庭料理の食材としてだけでなく、和菓子作りにも使われることの多い食材です。
糸寒天はダイエットに効果あり?
糸寒天には食物繊維が豊富に含まれています。腸内環境を整え、便秘対策になるという観点からダイエットにつながるといえるでしょう。(※1)
水溶性食物繊維のはたらき
水溶性食物繊維は、名前の通り水に溶けやすい性質をもっています。
胃で消化されずに腸まで届き、同時に摂取した栄養素の吸収を遅らせて、血糖値が急上昇するのを抑える作用があります。また、コレステロールの排出を促したり、大腸内の善玉菌のエサとなって腸内環境を整えたりすることも水溶性食物繊維の役割です。(※1)
胃で消化されずに腸まで届き、同時に摂取した栄養素の吸収を遅らせて、血糖値が急上昇するのを抑える作用があります。また、コレステロールの排出を促したり、大腸内の善玉菌のエサとなって腸内環境を整えたりすることも水溶性食物繊維の役割です。(※1)
不溶性食物繊維のはたらき
不溶性食物繊維は、水に溶けにくい性質をもつ食物繊維です。
主なはたらきは、腸内で水分を吸収して便のカサを増やし、腸を刺激して排便を促すこと。さらに、水溶性食物繊維と同様に、善玉菌のエサになるので、腸活にもひと役買ってくれますよ。(※1)
主なはたらきは、腸内で水分を吸収して便のカサを増やし、腸を刺激して排便を促すこと。さらに、水溶性食物繊維と同様に、善玉菌のエサになるので、腸活にもひと役買ってくれますよ。(※1)
糸寒天の戻し方
糸寒天を戻す際は、まずよく洗って適当な大きさに割っておきましょう。多めの水につけてもみ洗いすると、10~20分程度でやわらかくなるので絞って水気をとってください。その状態から料理に使ったり、煮て溶かしたりして使用しましょう。
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