見た目そっくり!福岡の人気銘菓「筑紫もち」と信玄餅の違いとは?

たくさんの銘菓がある福岡県ですが、見逃せないのが『筑紫もち』なんです。柔らかいお餅にまぶしてあるきなこ、そこに黒蜜をたっぷりかけていただきます。これ、山梨の『信玄餅』にとっても似ているのですが、どのような違いと特徴があるのでしょうか?

2017年3月10日 更新

「筑紫もち」ってどんなお菓子?

福岡県福岡市博多区に博多駅前に本店を置く「如水庵(じょすいあん)」が、販売している銘菓「筑紫(つくし)もち」。福岡県に住んでいる方なら誰でも目にしたことがあるお菓子です。

私も福岡県出身であり、筑紫もちは小さいころからよく食べていました。学校から帰ってきたときに、食卓のおやつに筑紫もちがあると、大事に食べていたのを、今でも思い出します。

今回は、その福岡銘菓「筑紫もち」をご紹介します。

「筑紫もち」の特徴

「筑紫もち」は、如水庵の社長・森恍次郎が小さいころに食べた、祖母のきな粉もちからヒントを得て、1977年に作られました。筑紫もちは「きな粉餅」と「黒蜜」が入っているお菓子です。

筑紫もちの製造方法は、蒸練機という機械でもちを練り上げていきます。「蒸練」というのは、蒸気をお餅に練っていくことです。そのあと、専用の釜で砂糖を入れ、さらに練っていきます。通常でしたら、もちは冷めると硬くなるんですが、秘密の配合により筑紫もちは硬くならないのだそう!その後、冷ましたもちを機械で均等にカットし、きな粉をまぶしていきます。

容器にやわらかいきな粉餅を3つずつ入れる作業は、機械では到底難しいので、手作業で行われます。その後、容器にふたをし、パックされた黒蜜を機械でのせていきます。できあがったものを機械で包装し、最後に楊枝を手作業で1本1本入れたら、「筑紫もち」が完成します。

包装紙はピンクと白を基調とした高級感漂う色合いで、博多しぼり風(風呂敷包み)のような高級感のある見た目です。きな粉餅に黒蜜をかけて、専用の楊枝で食べますが、お餅が本当にもちもちで、きな粉の風味が口全体に広がります。黒蜜も甘ったるくなく、さっぱりとした味わいでパクパクと食べられます。

山梨銘菓「信玄餅」との違いとは?

よく言われているのが「桔梗信玄餅」と「筑紫もち」って同じではないの?ということです。確かにお互いきな粉餅に黒蜜ではありますが、決して同じではありません。

まず、販売開始は桔梗信玄餅が1968年と、筑紫もちよりも歴史があります。次に見た目の違いです。桔梗信玄餅はピンクの模様の入った透明のビニールで縛ってありますが、筑紫もちはピンクと白の薄い和紙で包まれています。そして、黒蜜の入れ物は、桔梗信玄餅は小さな容器、筑紫もちは四角い袋です。きな粉の量ですが、信玄餅はたっぷりときな粉が入っているのに対して、筑紫もちは信玄餅に比べると、少なめのきな粉が入っています。

肝心のお味は、桔梗信玄餅の黒蜜が少し濃く、きな粉も多いので、筑紫もちの方がさっぱりした味わいなんですよ。

筑紫もちの名店「如水庵」

博多駅前本店は、JR博多駅から歩いて3分ほどのところにあります。外観もきれいで、大きい店舗ではありませんので気軽にふらっと立ち寄ることができます。中に入ると、筑紫もち以外にも福岡の銘菓がたくさん置いてあり、つい見入ってしまいますよ。

お土産にはもちろんのこと、自分へのご褒美に、帰りの電車でひとつまみ、というのもいいかもしれませんね!
筑紫もちは、2014年のモンド・セレクションで、7年連続最高金賞を受賞しています。高級感のある包装は、お土産用として誰に贈っても喜ばれるひと品です。良質な大豆を使用したきな粉は、食べるとその香ばしさが口全体に広がりますよ。価格も1個120円からと、お手ごろです。ネット通販では3個パックから45個入りまでと、個数も幅広く対応しています。

子供からお年寄りまで、今も昔も愛され続けている福岡銘菓です。ちなみに、「筑紫もち」の読み方は「つくしもち」でも「ちくしもち」でもどちらでも大丈夫。正式にいうと「つくしもち」ですが、福岡に「筑紫野(ちくしの)」という場所があり、「ちくしもち」と読んでも通じるようになったようですよ。
1 / 2

特集

FEATURE CONTENTS

WRITER

ニコライ

カテゴリー

CATEGORY

ランキング

RANKING

毎日更新!SNSで逃さずチェックしよう