ライター : 堀田 らいむ

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あんまきとは?

みなさんは「あんまき」って知っていますか? あんまきとは、愛知県知立市の名物和菓子。少し薄めのどら焼き生地を長方形に焼き、海苔巻きのようにあんを包んでいるお菓子です。少しモチモチした生地と、あんこがマッチした甘いお菓子は、日本茶と一緒にいただくのがおすすめです。 江戸時代、知立付近では麦の栽培が盛んで、小麦粉を焼いたものに、塩あんのあずきを挟んだのがあんまきのが始まりとされています。焼き菓子の中にあんを入れた素朴なお菓子は、当時と変わらず現在も大人気。あんこ大好きな愛知県では、年配の方だけでなく、若い方や子どもにも、たくさんのあんまきファンが存在します。また、知立市名物とされていますが、愛知各所でも購入できるため、愛知土産として買って帰る観光客も多いのだそうですよ。

あんまきの老舗、藤田屋と小松家

知立市名物のあんまきですが、特に有名な店舗が、「藤田屋」と「小松屋」です。この2店舗、それぞれの特徴を紹介していきます。

藤田屋の大あんまき

あんまきといえば、「藤田屋の大あんまき」が浮かぶ人も多い、知名度抜群の店舗です。知立市の国道一号線に面した藤田屋の本店は、「昔ながらのドライブイン」といった風情の食堂です。一見和菓子を販売している店舗には見えませんが、「大あんまき」の看板が掲げられているのですぐに分かります。大あんまきは、食堂入口で販売しているので、お菓子だけの購入も可能です。 本店以外にも7店舗を構えており、各地で出張販売も行っています。駅やサービスエリア、百貨店などで販売されているので、購入しやすいのも藤田屋の特徴です。藤田屋の大あんまきは、その名のとおり「ひとりで食べるには大きすぎるのでは?」と思えるボリュームです。それでも、ペロリと食べてしまえるのは、砂糖控えめに作られているから。あっさりした甘味で、最後までおいしく食べられます。 あんまきの種類は、プレーンなあずき味の「大あんまき 黒」、白あんの「大あんまき 白」、「チーズあんまき」、「カスタードあんまき」、「栗あんまき」、「抹茶あんまき」、あんまきに衣をつけて揚げた「天ぷらあんまき」となっています。店舗によっては、ピーナッツ、チョコ、塩キャラメルなどの限定味を扱っていることもあります。 ▼詳しくはこちらをどうぞ

小松屋のあんまき

知立市の、旧東海道沿いに店舗を構える小松屋本家は、昔ながらのこじんまりした和菓子屋さん。移動販売なども行っていますが、こちらの店舗でできたてを食べるのがおすすめです。川には、知立市のご当地キャラ「ちりゅっぴ」が描かれています。 手焼きの生地に、あんこをくるりとくるみ、店舗で手作りをしています。あんまきの種類は、「粒あん」と「白あん」の2種類。家に持って帰って、マーガリンを塗ったり、凍らせてアイスあんまき、衣をつけて天ぷらあんまき、などのアレンジもおすすめです。 ▼詳しくはこちらをどうぞ

東京であんまきを食べるなら「だるまや」

愛知県知立市名物のあんまきですが、東京でもいただくことができちゃいます。だるまやのあんまきは、北海道十勝産の小豆にこだわった、あっさりと上品な味わいが特徴です。
商品のラインナップは、「あんまき」、「栗あんまき」、「抹茶あんまき」、「チョコまき」となっています。さらに、カスタードとあんのコラボレーションが楽しめる「カスタードあんまき」、クリーミーなチーズを加えた「チーズあんまき」の新商品2種類も好評です。

店舗紹介

■店舗名:あんまきのだるまや 伊勢丹府中店 ■最寄駅:府中駅 ■住所:東京都府中市宮町1-41-2 伊勢丹府中店 B1F ■電話番号:042-334-1111 ■営業時間:10:00~19:00 ■定休日:不定休(伊勢丹府中店に準ずる) ■参考URL:http://tabelog.com/tokyo/A1326/A132602/13179589/ ■公式HP:http://anmakidarumaya.com/
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