ライター : 相羽 舞

管理栄養士

大学卒業後、保育園にて勤務し離乳食と幼児食の献立作成や調理を経験。現在は4歳と2歳の兄弟を大騒ぎで子育て中です。専門的な内容でもわかりやすい記事を目指して執筆しています。

監修者 : 藤橋 ひとみ

管理栄養士 / 東京大学大学院医学博士課程在籍

毎日の食事で心身のトラブルを予防・改善できる社会の実現を目指し、フリーランス管理栄養士として活動中。東京大学大学院、医学博士課程在籍。EBN(科学的根拠に基づく栄養学)の考え方…もっとみる

沖縄の塩「ぬちまーす」とは

「ぬちまーす」とは、沖縄の美しい海水100%を原料とした海洋成分豊富な海塩です。今では沖縄の人気土産にもなっていますが、実は「ぬちまーす」は、研究に研究を重ねた結果生まれた貴重な商品なんですよ。

「ぬちまーす」の誕生秘話

「ぬちまーす」の製塩法が完成したのは1997年のこと。きっかけは社長が当時手がけていた洋蘭栽培にあったそうです。温度管理がむずかしい栽培用ハウス内に、霧を散布して温室を冷やす装置を発明。これまで水のしずくが落ちて傷んでしまうことの多かった蘭の新しい栽培方法を生み出しました。さらに、温室を冷やす技術を応用して誕生したのが「ぬちまーす」です。

「ぬちまーす」の製法

「ぬちまーす」の注目すべきポイントは、その製法にあります。海水を霧状に噴射し、温かい風をあてることで水分だけを蒸発させる独自の製法。これによって、塩の主要成分であるミネラルすべてが結晶化され、栄養成分を失うことなく凝縮されています。

従来の製塩法では残すことがむずかしかった、微量ミネラル成分までも取り入れることができる製法は世界初で、海外からも高く評価されています。

「ぬちまーす」ってどういう意味?

沖縄の方言で、「ぬち」は命、「まーす」は塩を意味します。美しい海から作られる、命をはぐくむ塩であるという想いが込められているんだとか。

夏になると、脱水症や熱中症対策として塩分が入ったドリンクやキャンディーなどが数多く売り出されますよね。海洋成分は、それだけ人間の生命維持に欠かすことができない重要な栄養素であり、「ぬちまーす」はそういった点から「命の塩」と名付けられました。

「ぬちまーす」がもつ栄養成分

マグネシウムの量が豊富

「ぬちまーす」には、ミネラルが21種類も含まれています。なかでもマグネシウムは一般的な食塩の約200倍も含まれています。マグネシウムは体内で300種類以上の酵素のはたらきをサポートし、生命の維持に欠かせない代謝にかかわるミネラルです。そのほかにもカリウムや亜鉛、さらにはほとんど食品で補うことができないとされているクロムやニッケルといった極微量のミネラルまでもが含まれています。

2000年2月には、ミネラル含有量が世界一としてギネス認定されており、今後海外でもますます注目されることが期待されています。(※1,2,3)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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