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クエン酸・ビタミンB1:疲労回復効果
その名の通り、酢豚には「お酢」と「豚肉」が使われています。お酢にはクエン酸、豚肉にはビタミンB1が含まれており、これらには疲労回復効果が見込めます。
クエン酸には、疲労物質である乳酸の除去を促す作用が認められています。また、ビタミンB1においても乳酸をエネルギーに変換する際のサポートをおこなう働きがあるため、酢豚はすみやかな疲労回復に効果的です。(※2,3)
ビタミンB6:代謝アップ
酢豚を影で支える玉ねぎにはビタミンB6が含まれています。ビタミンB6はたんぱく質・糖質・脂質の代謝に関わっており、なかでもたんぱく質の合成に深く関与しています。代謝を上げることにより、エネルギー生産や身体作りがスムーズにおこなわれます。(※4)
ビタミンC:美肌効果
酢豚の彩り担当であるピーマンやパプリカには、ビタミンCが豊富に含まれています。わたしたちの肌はコラーゲンという成分が土台になってハリを保っているのですが、ビタミンCはそんなコラーゲンを合成するのに欠かせない成分。
またビタミンCにはシミやくすみの原因となるメラニン色素の生成を抑える働きもあるので、美肌作りに効果的なんですよ。(※5)
酢豚に入るパイナップルの作用
そのまま食べるパイナップルは好きだけど、酢豚に入ってるパイナップルは温かくて、食感が苦手……という方も多いのではないでしょうか。しかし、パイナップルは無意味に入っているのではなく、ちゃんとした意味があるんです!
お肉をやわらかくする
パイナップルに含まれる「ブロメリン」は、たんぱく質分解酵素のひとつ。これにより、お肉をやわらかく仕上げる効果があります。ただし、ブロメリンは60度以上で加熱により効力がなくなってしまうので、生の状態で使うのが重要です。(※6)
消化を助ける
先ほど、お酢にはクエン酸という成分が含まれているとお話ししましたが、実はパイナップルにも含まれています。パイナップルを酸っぱいと感じるのはこの成分を持っているため。クエン酸には、胃液の分泌を促すことにより消化を助ける働きがあります。(※6)
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