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「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」
この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」は、根強いファンの多い人気洋菓子店。とくに、キメが細かく、しっとりとろけるような食感のバウムクーヘンは絶品!
バターと卵の豊かな風味がありながら、甘さは控えめなので、あっという間に丸ごとひとつ食べてしまえそうなほどです。
今回は、そんな美味しさの理由を知るべく、「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」伊勢丹新宿店の店長、冨永昌志さんにお話を聞きました。
その歴史は100年以上。ココアから始まった
「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」の本店は、ドイツの北部のハノーファーにあります。店名は、「オランダ風のチョコレート菓子」という意味で、創業時は「ヴァンホーテン」のココアの試飲をする店だったことからこの名前が残っているのだそう。
また、店のロゴマークにもオランダの民族衣装をまとった少女があしらわれています。当時、厳選された上質なココアはオランダを経由して輸入されていたことから、高品質の保証としてこのマークを使うようになりました。印象的なロゴマークの少女には、そんな秘密が隠されていたんですね。
店の歴史は100年以上にものぼりますが、本店は今も当時とかわらぬ地元に根付いた温かな佇まいのまま。手作りのお菓子や飲み物を楽しむ人々で賑わっています。
その精神は、海外で唯一出店している日本の「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」にも受け継がれ、本場ドイツ仕込みのお菓子や店装はもちろん、商品のラッピングの仕方まで、本場のメソッドがそのままに守られているのです。
たっぷりのバターと卵を使用するから食感なめらかなバウムクーヘン
「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」のバウムクーヘンは、ドイツ規格に則って作られます。そのため、ベーキングパウダーやマーガリンは不使用。バターと卵はたっぷりと「小麦・砂糖・バター・卵=1:1:1:2」の割合で使われます。
ドイツで修行を受けたマイスター監修のもと、毎日丁寧に焼き上げているので、製法も完璧なドイツ仕込み。どこか懐かしく素朴でやさしい味わいは、そんな素材と製法へのこだわりから生み出されているんですね。
切りたてのバウムクーヘンは、食感がサックリ!
さまざまな大きさが取り揃えられているバウムクーヘン。
実は、一番小さなサイズ(バウムクーヘン 箱サイズ148×148×53mm 1,080円・税込)のものだけ、日持ちが2日間しかありません。というのも、一番小さなサイズのものは、毎日お店で切りたてを提供しているため。
店頭では、長い状態のバウムクーヘンを回転式の機械にセットし、ナイフをあててカットしている様子が見られます。
「切りたてのバウムクーヘンは、ぎりぎりまで密閉しないでおくことで、グラズーワ(砂糖衣)のサクサクとした軽い食感が楽しめます。ぜひともこの味わいの違いも楽しんでいただきたいですね」
※1,080円(税込)の商品のみ。そのほかのバウムクーヘンはあらかじめカットしたものを密封して販売しています。
ツィトローネンクーヘン(レモンケーキ)が隠れた人気商品!
「ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ」では、定番のバウムクーヘンのほかにも、さまざまなドイツ焼き菓子があります。
写真中央のバウムシュピッツは、あんずジャムをサンドしたバウムクーヘンに、スイス産のチョコレートをコーティングしたもの。
「ドイツで広く愛される一口サイズのバウムクーヘンです。ちょっとしたプレゼントにもぴったりですよ」
その右下にある四角い形のツィトローネンクーヘンは、しっとりほろほろとした食感が特徴のレモンケーキ。爽やかなレモンの香りが楽しめる一品です。
「実は隠れた人気商品で、このレモンケーキを目当てにお店にいらっしゃる方も少なくありません。紅茶によく合うケーキです」
バウムクーヘンをはじめ、本物志向の人々に長く愛され続けてきた<ホレンディッシェ・カカオシュトゥーベ>のお菓子。大切な人へのギフトとしてはもちろん、自分へのご褒美としても楽しんでください。
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