ライター : Raico

製菓衛生師 / フードコーディネーター / フードライター

夏の風物詩「お盆」に団子を供える意味や由来とは

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お盆は、ご先祖様を家に迎えて供養する行事です。ご先祖様をおもてなしするために、団子を含むさまざまなお供え物を用意します。仏事に団子を供える理由は諸説ありますが、お釈迦様が悟りの世界に入る際献上された香飯を食べずに亡くなり、代わりに団子をお供えするようになったことが起源とされていますよ。

これが枕団子のはじまりで、故人が極楽浄土へ行く際にお腹を空かせないようにお供えするように。お盆の時期や団子の形は地域によっても違いがありますが、お盆に供える団子にはご先祖様に対する感謝や敬意が込められています。

お盆の基礎知識を知ろう!

お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。自分の母親が地獄に落ちて、逆さ吊りにされて苦しんでいることを知ったお釈迦様の弟子が、お釈迦様の教えに従い供養したことがはじまりとされていますよ。

以来、その供養がおこなわれた旧暦7月15日が先祖供養の大切な日となりました。現在お盆の期間は地方で異なり、新暦の7月15日前後におこなう地域と、旧暦の8月15日前後におこなう地域に分かれています。

お盆にお供えする団子の飾り方や数、時期について

お盆を迎える前に、いろいろな飾りやお供えの準備が必要です。また、近所にお墓がある場合はあらかじめきれいに掃除をし、お参りをしておきましょう。

一般的なお盆のお供えには、「五供(ごく)」と呼ばれる物があります。「五供」とは、香、明かり、花、水、食べ物の5つを指していますよ。

そして五供とともに、お供え物として有名なのが「団子」。お盆の団子とひと言でいっても、タイミングによってどんな団子をお供えすればよいのか変わるのです。
名称お迎え時期飾り方
お迎え団子8月13日明確な規定はなく、タレやあんこの団子を6個以上お供えするのが一般的積み上げる場合は20個で四段にすることが多い
お供え団子8月14日から15日明確な規定はなく、おはぎをお供えすることが多い明確な規定はない
送り団子8月16日明確な規定はなく、味を付けない白い団子をお供えするのが一般的。積み重ねる場合は段数により個数は変わる三段または四段のピラミッド型にすることが多い

お迎え団子

お盆の初日にご先祖様をお迎えするためにお供えする団子のことを「お迎え団子」といいます。

盆の入りの13日にお供えする「お迎え団子」は、タレやあんこの団子を6個以上、積み上げる形にする場合は20個で四段がもっとも一般的とされていますが、明確な規定はないようです。

お供え団子

ご先祖様がこの世の滞在している期間(14日)にお供えする団子のことを「お供え団子」といいます。

地域によってはゆっくりと滞在してもらえるようにという意味を込めて「落ちつき団子」と呼ぶ地域もあるようです。

個数に関しては「お迎え団子」同様、明確な規定はないとのこと。

送り団子

最後にお盆明けの16日に、ご先祖さまのお見送りをするときにお供えする団子を「送り団子」と言います。一般的には、なにも付けない白い団子がお供えものに適してしますよ。

最近ではお盆の期間中に同じものをお供えするケースもあるようです。お盆のお供え物は地域差があるため一概には言いきれませんが、知っておくといいかもしれませんね。個数に関しては諸説ありますが、明確な規定はないようです。

そんなお供え物の「団子」ですが、せっかくなら市販のものではなく自分で作ってみませんか?
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