ライター : macaroni_repro

世田谷区用賀「TOKYO COWBOY」

おしゃれすぎるお肉屋さんがオープンした。 そんな噂を聞きつけて、世田谷区の用賀駅に降り立ち 向かった店の名は、TOKYO COWBOY(トウキョウ カウボーイ)。 2015年11月にオープンした、和牛専門の精肉店です。雑貨か洋服のセレクトショップのようにも見えるデザイン性の高い外観。ショーウィンドウに美しく並ぶA5ランクの和牛。購入した塊肉を、その日に持ち帰りたい分だけを切り分け、残りは店舗で保管してくれる「ミートキープ」サービス。さてさて、これは一体どういうことでしょう。
上野 望さん(写真中央)  証券会社の勤務を経て、「目に見える楽しさや喜びを伝えたい」という想いから、2015年11月に精肉店のTOKYO COWBOYを用賀にオープン。ブランドにとらわれない独自のセレクトで、精肉店業界に新風を吹き込む。
かつてない、やんちゃな精肉店
「オニクヤサン」 そう聞いて多くの人がイメージするのは、商店街の路地に面した部位別のショーケースと、 その奥で作業中の、白衣を着た店主の姿でしょうか。 そんなイメージを大きく覆す、TOKYO COWBOY。スタイリッシュなガラス張りのドアを開けると、オーナーの上野さんが明るく迎えてくれました。 「カウボーイは、やんちゃなイメージ。お肉業界で新しいことをしてみたいんです」と上野さん。やんちゃなカウボーイに加えて、和牛を武器に世界への認知も視野に入れ冠した「トウキョウ」。 そんな想いを語る上野さんの後ろには、こだわり抜かれたメス牛のみの最高級肉が、ショーウィンドウの中で素人目にも美しく輝いています。
カリフォルニア工務店の西海岸風デザイン 「海が大好きなので、西海岸をイメージしたくて」という想いから、内装をお願いしたのは、カリフォルニア工務店。上野さんとは、サーフィンやスノボ仲間でもあるそうです。 清潔感のある白いタイルと木材、さりげなく飾られたサーフボード。上野さんのライフスタイルが表現された風通しのよい空間は、どことなくゆったりとした時間が流れているようです。 さらに、「高級肉のギフトと言えば、桐箱というのも面白くない」と、ギフトパッケージは、ブラックの紙素材で仕上げたクールなデザイン。 単純な高級志向ではない、遊び心あふれる提案が、確かな満足感を提供してくれます。
特別な日の、感極まる牛肉 「TOKYO COWBOY基準を設けて仕入れている」というお肉から、今日の夜ごはんを選びました。 塊肉は、もっとスペシャルな日の楽しみにとして、本日は100gで2,000円の一番高級なローストビーフと、1つ1,000円のハンバーグをチョイス。 「肉は、ブランド名が先行してしまいがちな商材で、端正込めて育てても、日の目を見ない生産者がいる。自分たちの基準で自由に仕入れることで、生産者の活性化にもつながるといい」と上野さん。 そこには、ネームバリューにとらわれずに、本当においしいお肉を手に入れた満足感がありました。
------ TOKYO COWBOYは、そのこだわり抜かれた品ぞろえゆえに、一見、限られた人向けのラグジュアリーなお肉屋さんに思えるかもしれません。 でも、「こ、この肉…本当においしいね」と、感極まった会話が生まれる特別な時間は 支払った金額以上のひとときではないでしょうか。とろける肉をかみしめながら、そう確信しています。
TOKYO COWBOY 場所 東京都世田谷区上用賀1-10-16 営業時間 10:00~18:00 定休日 水曜日 公式サイト http://www.tokyocowboy.jp/
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