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子供に身につけさせたい食事マナー
子供に食事のマナーや行儀を教えたいけれど、いつ頃から始めたらいいのか分からない……なんてことはありませんか?
食事のマナーは、一緒に食事をする人を不快にさせず、楽しく食べるためのもの。普段の生活の中で少しずつ身につけていけば、お子さんが大きくなったときに恥ずかしい思いをしなくて済みます。
また、食事マナーを守ることは、お子さんの健康を守ることにもつながります。
「まだ小さいから無理」と思わず、離乳食を始める頃から気長に食事マナーを教えていきましょう!
離乳食期
離乳食が始まってまず教えたいことは、「食べる喜び」です。これまで授乳だけだった赤ちゃんにとって、食べるという行為は初めての経験です。
食べることに集中するためにも、「いただきます」と言う、しっかり座って食事をする、テレビを消すなど環境を整えてあげましょう。
この時期の赤ちゃんは、まだまだお行儀よく食べることはできません。離乳食を手でつかんでぐちゃぐちゃにしてしまうことも。
つい「汚さないで~!」と思いがちですが、赤ちゃんの発育には必要なことです。きれいに食べられないことにはひとまず目をつぶって、落ち着いた環境で赤ちゃんとコミュニケーションを取りながら食事をしましょう。
食べる喜びを教え、食事に対する姿勢の基礎をつくることが、この時期は一番大切です。
1歳~2歳頃
1歳くらいになると、いろんなことができるようになります。
この頃には、
・食事の前の手洗い
・一度にたくさん詰め込まない
・よく噛んで食べる
・スプーンやフォークをおもちゃにしない
など、いくつか教えておきたいことがあります。手洗いは親がお手本を見せて練習を始めましょう。最初は上手にできなくても大丈夫です。習慣づけることを目標にしましょう。また、口にたくさん入れ過ぎでしまうとしっかり噛めませんし、早食いにもなりかねません。ガツガツ急いで食べるのは肥満のもとです。「ゆっくり食べようね」と注意しましょう。
2歳~3歳頃
2歳前後になると、イヤイヤ期が始まります。自我が芽生えて何でも「イヤ!」と連発するので手を焼く親御さんも多いことでしょう。
この時期は無理やり教えようとするのではなく、まずは親がお手本を見せてあげるのが効果的です。
食べ物の好き嫌いが出てくるこの時期には、できるだけ色々なものを食べ、より多くの味に触れる機会を作りましょう。
イヤイヤ期真っ盛りのお子さんは、「気が乗らない」「食べたくない」と食べないこともあるかもしれません。
しかし、好き嫌いが多い子になってしまわないためにも、少量からでもいいので色んなものを食べる習慣を身につけたいところですね。
最初はひと口から始める、食べられたらしっかり褒めることを繰り返してみるとよいでしょう。
それでも食べないというときは、おやつの与え方や食べるタイミングを見直すのも1つの方法です。
好きなおかずばかり食べると、栄養が偏る原因になります。バランスよく食べられるようにしたいですね。
3歳から
3歳になると、自分で考えて行動できるようになってきます。箸を使って食事をする子も出てくる時期です。
箸は正しく持てないと食べるのに時間がかかり、見た目も美しくありません。箸を使うようになったら、まずは正しい持ち方をマスターしておきたいところ。
正しい持ち方を学べる矯正箸を活用してもよいですし、パパやママがお手本を見せるのもおすすめです。
食事中に練習するだけでなく、遊びの中でも箸の使い方を練習しておくと、よりスムーズに箸の使い方をマスターできることでしょう。
子供にマナーや行儀を教えるのは親の役目ではありますが、子供に厳しく言いすぎるのも考えものです。
食事は「楽しむこと」がとっても大切。だからこそ、細かいことをグチグチ言ったり、怖い顔をして子供に注意をしたりするばかりではなく、親子で食事を楽しみながらマナーを教えていきましょう!
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