目次
小見出しも全て表示
閉じる
いま話題の「菌活」とは
この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
発酵食品やきのこなどを積極的に食べ、体によい菌を取り入れる活動=「菌活」が話題です。なかでも、最近注目を集めている食材「きのこ」。
今回は、きのこを使った菌活について、ホクト株式会社の管理栄養士・内山愛香さんにお話を聞きました。
菌100%の食材・きのこは栄養豊富で使い勝手も抜群
ヨーグルトや納豆などの発酵食品も菌活食材に該当しますが、とくにおすすめなのが、きのこだと内山さんはいいます。
「『菌』という漢字は、訓読みで『きのこ』と読みます。きのこは菌100%の食材なんです。菌が含まれている食べ物はいろいろありますが、菌そのものを食べることができるのはきのこだけです」
栄養豊富で低カロリー
低カロリーなきのこですが、栄養はたっぷり。注目すべきは、食物繊維、オルニチン、GABA、ビタミンB群です。
「食物繊維は善玉菌のえさになるため、きのこを食べると菌を取り入れられるだけではなく、腸内の善玉菌を増やす助けになります。
また、オルニチンという成分を多く含み、なかでもぶなしめじに含まれるオルニチンは、しじみの5~7倍とも言われています。
さらにGABA、美容面からもぜひ取り入れたいビタミンB群も豊富なんです」
バリエーション豊富なのもきのこの魅力
しめじやエリンギ、まいたけやしいたけなど、さまざまな種類があるのも魅力のひとつです。
「『しめじは苦手だけど、エリンギなら食べられる』など、苦手なものを避けても菌活できるのがいいですよね。また料理のバリエーションが広く、毎日の食卓に取り入れやすいのも魅力です」
きのこを使った「菌活」、3つのポイント
そんなきのこの力を100%発揮させるために、調理する際に押さえておきたいポイントをうかがいました。
①きのこは水洗いしない
「きのこに含まれる水溶性の栄養分が溶け出してしまうので、水洗いしてはいけません。汚れが気になる場合は、濡れたふきんで軽く拭く程度に。
また、きのこは加熱しないと食べられませんが、ゆでると栄養分が溶け出してしまいます。ゆで汁もまるごと調理に使えば、栄養を十分摂ることができます」
- 1
- 2
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
暮らしの人気ランキング