肉に依存している

食べる行為に依存することを「食物依存症」と言います。とくに甘いもの・塩辛いもの・脂っこいものが依存症を引き起こしやすい食品です。「肉を食べる行為をやめたくてもやめられない」という場合は食物依存症の可能性があります。

食物依存症の原因のひとつに、「ドーパミン」があります。ドーパミンは脳にはたらきかけて、快感を得る行動を促す物質です。ドーパミンが増加すると、より多くのものを食べないと満足感を得られなります。過食につながるおそれがあるため、注意が必要です。(※10)

女性なら「生理」や「妊娠」が原因の場合も

生理による鉄分不足とイライラ

生理中は、身体から多くの鉄が失われる時期です。前述したように、鉄が不足しているサインとして、肉を食べたくなることがあります。赤身の肉を摂ると、不足しやすい鉄を補えますよ。

また、生理前は、身体が妊娠に備えて栄養を蓄えようとするため、食欲が増すことがあります。(※1,2,4,11,12)

妊娠中で食べ物の嗜好が変わった

「妊娠をして食べ物の嗜好が変わった」という話は、よく聞きますよね。味覚の変化は、妊娠初期に起こる兆候のひとつです。塩辛いものや、酸味のあるものを食べたくなるケースが多く見られます。

しかし、妊娠して味覚が変化する理由は特定されていません。味覚機能の低下や、塩分・ミネラルの摂取量が関わっていると考えられています。

鉄が豊富な肉類は、妊娠中に摂りたい食材のひとつです。ただし、感染症を引き起こすおそれがあるため、生肉は避けてくださいね。(※13,14)

そのほか「〇〇が食べたい」ときの原因

肉以外にも、「これが食べたい!」と感じること、ありますよね。ここからは、甘いものや辛いものなど、肉以外の食欲の原因を見ていきましょう。

甘いものが食べたい!

チョコレートやケーキなど「甘いものが食べたい」と感じるとき、エネルギー不足の可能性が。エネルギー源となる、たんぱく質・炭水化物・脂質のどれかが体内で不足している状態と考えられます。

あるいは、ストレスがかかっている場合も。甘い砂糖には、幸福感をもたらすセロトニンやドーパミンの分泌を促す作用があります。(※1,15,16)
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