朝一番の水道水、そのまま使うのは待って！安心して飲むための4つの習慣

ライター : macaroni トレンド

朝一番の水道水、そのまま飲むのはちょっと待って！

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朝、目覚めて最初に蛇口から水を飲む――そんな何気ない行動、ちょっと待ってください。「朝一番の水は飲まないほうがいい」「長い間、家を空けたあとの水は汚い」と聞いたことはありませんか？

普段の水道水は安全だといわれていますが、実際に朝一番の水はどうなのか、千葉県営水道に話をうかがいました。

なぜ、朝一番の水は飲まないほうがいいの？

千葉県営水道

水道水は、水道法によって塩素による消毒が義務付けられており、また、水道水の安全性は水質検査により確認しておりますので、通常の使用では飲用に問題はありません。

一方、水道水中の塩素は時間が経つにつれて減少し、もし塩素がなくなってしまうと雑菌が繁殖する可能性があります。

また、長期間使用していない金属製の古い給水管では赤水等が発生する可能性がありますので、念のため、最初のバケツ一杯分程度を飲用以外の用途でご使用いただけるようお知らせしています。

水道水を使う上での工夫や注意点は？

千葉県営水道

消毒用の塩素は水道水の安全性のために必要なものですが、もしにおいが気になるようであれば、5分ほど沸騰させると塩素はほとんどなくなります。また、冷やして飲むとよりおいしくなるといわれています。

しかし、沸騰させるなど塩素がなくなった水では、空気中の細菌等が繁殖しやすくなるので、なるべく早く使用されるようお願いします。

ポイントをおさらい

4つのポイント

朝一番や長時間不在後の水は、バケツ一杯分を飲用以外に使う
気になるにおいは5分ほど沸騰させると改善
冷やして飲むとよりおいしくなる
塩素が抜けた水は早めに使う

念のため、最初の一杯は飲用以外に使う

今回、千葉県営水道に話を聞いたところ、朝一番の水道水には給水管内での滞留による赤水や塩素の減少といった現象が起こる可能性があることがわかりました。

とくに長期間家を留守にしたあとや、古い金属製の給水管を使用している場合には、最初の一杯は飲用以外に使うのが安心です。

また、塩素のにおいが気になる場合は、短時間の沸騰や冷やす工夫でよりおいしく楽しめることもポイントです。

こうして改めて振り返ると、朝一番の水道水も少しの工夫で安全かつ快適に使えることが確認できました。日常生活でのちょっとした注意と工夫で、水道水を安心して利用できるのは心強いですね。