ライター : macaroni 編集部

1984年に誕生、ギフトから始まったモンカフェ

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モンカフェは1984年に誕生し、今年で41周年を迎えました。当時、家庭で飲むコーヒーといえばインスタントが主流のなか、ギフト用のコーヒーとしてスタートし、「香り高いコーヒーを、もっと手軽に楽しんでほしい」という理念のもと開発され、進化を続けています。

一杯ずつドリップできるコーヒーの先駆けとして、暮らしを豊かに彩ってきたブランドです。

家庭用市場での広がり

家庭でコーヒーを楽しむ人が増え、1杯型ドリップコーヒーの市場はこの20年ほどで約3倍に拡大。

そのなかで、モンカフェは「自分の時間を、ちょっと上質に」というニーズに応えるブランドとして、成長してきました。

コーヒーの“2050年問題”

Photo by 片岡物産

一方で、地球温暖化による気候変動の影響で、コーヒー豆の生産環境は年々厳しくなっています。降水量が増えたり減ったり、植物が弱ってしまったり、また虫害などにより、安定した栽培がむずかしい状況が続いており、2050年には、コーヒー栽培(アラビカ種)に適した土地が半減するとも言われています。

生産者がほかの作物へ転換する動きも見られる一方で、特に中国やアジア圏など人口が増加する新興国を中心にコーヒー需要が拡大し、コーヒー豆の価格は上昇傾向にあります。

「BEAN TO DRIP®」に込めたこだわり

Photo by 片岡物産

モンカフェは今回のリニューアルにあたり、新たに「BEAN TO DRIP®」を掲げ、おいしさを届けるためのこだわりをさらに追求しました。良質な豆の選定から焙煎、抽出まで、すべての工程に工夫が込められています。

香りと風味を最大限に引き出す焙煎とブレンドにより、封を開けた瞬間から挽きたてのような香りが広がり、いつでも上質な一杯を味わえます。

こだわりポイント

  1. 香り:挽きたてを密封して香りを閉じ込める
  2. 鮮度:窒素充填と脱酸素剤を併用し、残存酸素0.00%を保持
  3. 抽出:ドリップしたパックが浸らないよう、抽出構造に工夫

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左:一般的な形状との違い、右:フィルターが浸からない構造 ドリップバッグがカップ内の湯に浸かってしまうと雑味が入りやすくなるため「フィルターが浸からない構造」を採用。

おいしさを支えるサステナブルな取り組み

また、「おいしい一杯を未来に届けたい」との想いから、モンカフェは、ダイレクトトレードプラットフォーム「TYPICA(ティピカ)」を通じた取引を一部導入するなど、生産国の農家との連携を強化し、良質な豆を育てる生産者からの調達を増やす取り組みを開始しました。

「おいしさのサステナブル」を目指した結果、品質向上と地球環境の持続性との両立につながっています。

リニューアルのポイントは“豆”

今回のリニューアルでは、豆の個性をより引き出し、ブレンドごとの香りと味の違いがはっきりと感じられる仕上がりに。

ブラックで飲んでも雑味がなく、自分好みの一杯を見つけやすくなりました。コーヒーを“選ぶ楽しさ”が広がるラインアップです。
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