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カリフォルニアの小さな町。絵のように美しい「ウィンターズ」
サンフランシスコ国際空港から北に車で1時間、カリフォルニアのヨロ郡に位置する小さな町「ウィンターズ」。
ハイウェイ128 の起点にあるウィンターズは、ワイン好きが恋い焦がれる場所 “ナパバレーのワインカントリー” への東の玄関口ともいえる町です。
ハイウェイ128 の起点にあるウィンターズは、ワイン好きが恋い焦がれる場所 “ナパバレーのワインカントリー” への東の玄関口ともいえる町です。
気候は温かく穏やか、農作物が豊富に育つ環境。特にワインやオリーブオイルが名産で、周囲には広大なブドウ畑や果樹園が広がり、農業と自然の美しい調和を感じられます。
北カリフォルニアでもっとも秘密にされている場所
町にはのんびりとした雰囲気が漂い、歴史的な建物が並ぶなかに、家族経営のカフェやレストラン、ワイナリー、ウイスキーの蒸留所、ビールの醸造所などが点在しています。
町の周辺には、ハイキングやキャンプなどのアクティビティも盛りだくさんで、穏やかな旅を求める人に訪れてほしい場所。“北カリフォルニアでもっとも秘密にされている場所” ともいわれているとか。
そんなウィンターズの旅行記とともに、おすすめのスポットをお届けします。
町の周辺には、ハイキングやキャンプなどのアクティビティも盛りだくさんで、穏やかな旅を求める人に訪れてほしい場所。“北カリフォルニアでもっとも秘密にされている場所” ともいわれているとか。
そんなウィンターズの旅行記とともに、おすすめのスポットをお届けします。
地元の特産品が集まる。週末のファーマーズマーケット
私が訪れたのは、ちょうど日曜日の昼。メイン通りでは、ファーマーズマーケットが開催されていました。
新鮮な野菜が、枝や葉、泥のついた状態で並べられている様子に、マーケット好きの胸がはずみます。日本の野菜よりも色が濃いような気がする……。
新鮮な野菜が、枝や葉、泥のついた状態で並べられている様子に、マーケット好きの胸がはずみます。日本の野菜よりも色が濃いような気がする……。
野菜だけではなく、ラベンダーやマリーゴールドなどの生花、ウィンターズで作られたはちみつや調味料、ドライフルーツなども販売されています。小規模でじっくり見ても1時間もせずに回れるのがちょうどいい。
ウィンターズの特産物やローカルメイドな食料品、ワインやウイスキーが一堂に会するファーマーズマーケット。せっかく訪れるのであれば、開催タイミングに合わせたいところですね。
35年以上続く。地元で愛されるレストラン「Putah Creek Cafe」
ウィンターズで最初に食事をしたのはここ。35年以上にわたり、地元の人々に愛されてきた家族経営のレストラン「Putah Creek Cafe」です。
提供されるのは、手作りの家庭料理。毎日午前8時から、アップルウッドで燻製したベーコンと淹れたてのコーヒーの香りが漂います。
提供されるのは、手作りの家庭料理。毎日午前8時から、アップルウッドで燻製したベーコンと淹れたてのコーヒーの香りが漂います。
青い木の扉の奥に広がるのは、温かくカジュアルなアメリカンダイナーを想わせる店内。ハロウィーンの時期だったため、かぼちゃのレイアウトが目を引きました。
カウンター横のショーケースには、ホームメイドのケーキや焼き菓子が陳列されています。
朝食からディナーまで。手作りサンドイッチやバーガーを提供
ランチのお品書きには、バーベキューバーガーやフライドチキンサンドなどの文字がずらり。食欲を刺激するリストに迷いつつも、かねてから憧れていた「ルーベンサンド」を注文しました。
発祥はカリフォルニアというわけではなく、ニューヨークやネブラスカという説がありますが、“とにかくアメリカで食べるぞ” と決めていたひと品。
幾重にもなったパストラミの肉汁、チェダーチーズの濃厚な旨みが口の中で洪水状態に。酢漬けキャベツの酸味がそれらを奥へと流し、次のひと口を誘います。
発祥はカリフォルニアというわけではなく、ニューヨークやネブラスカという説がありますが、“とにかくアメリカで食べるぞ” と決めていたひと品。
幾重にもなったパストラミの肉汁、チェダーチーズの濃厚な旨みが口の中で洪水状態に。酢漬けキャベツの酸味がそれらを奥へと流し、次のひと口を誘います。
度肝を抜かれた「スイートポテトフライ」
サイドに合わせたのはスイートポテトフライ、これが度肝を抜きました。要はさつまいものフライなのですが、筆舌にしがたい食感と味で、食べた瞬間に「ええ!」と声を上げたのは本当の話。
砂糖ではなく、糖度の高さから由来する奥深い甘さは、日本でいう “蜜芋” を超えそうなほど。揚げることによって、より一層引き出されているのかも。
同店を訪れたら、頼むべき逸品であることは間違いありません。
砂糖ではなく、糖度の高さから由来する奥深い甘さは、日本でいう “蜜芋” を超えそうなほど。揚げることによって、より一層引き出されているのかも。
同店を訪れたら、頼むべき逸品であることは間違いありません。
サラダの野菜も、色濃くフレッシュ!ローカルな町だからこそ、収穫から提供までが短く活き活きとしているのでしょうか。
屋外の席には、休日のランチを楽しむ家族連れやカップルの姿。暖かい日差しに包まれながら、ビールで乾杯するご老人など、ローカルの平和な日常が広がっています。
ウィンターズという町の幸せを物語っているようなレストラン、そう感じました。
ウィンターズという町の幸せを物語っているようなレストラン、そう感じました。
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