ライター : macaroni 編集部 井上

トレンド担当ディレクター

福島民が調査!東北のセブン限定「喜一」のラーメンの再現度は?

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福島といえば喜多方ラーメンが有名ですが、なかでも行列の絶えない人気店が、朝ラーでも有名な「喜一」。週末は定休日で平日の営業時間も9:00〜14:00と限られていますが、開店前から列を作る、地元なら知らない人はいないラーメン店です。

東北のセブン-イレブンでは「喜一監修 喜多方sioラーメン」が販売されていますが気になるのはその再現度。本記事では福島県出身の筆者が、喜一の店舗で実際に本家を食べつつ、セブン-イレブンで買える商品の再現度を確かめてみました

記事を書いた人

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macaroni 編集部 トレンド担当ディレクター/井上
常に食べることを考えている福島県出身の食いしん坊。すききらいが一切なく、甘いものも辛いものも酸っぱいものもぜんぶだいすき。大好物は白米と餃子とカレー。

まずは本家。喜多方「喜一」の “淡麗 Sioラーメン”

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喜一のメニューはとてもシンプルで、餃子やチャーハンなどのサイドメニューはなく、ラーメンのみ。なかでも定番かつ人気商品が「淡麗 Sioラーメン」です。

店主である吉田満さんは、はじめからラーメンを作っていたわけではなく、洋食からラーメンの世界に入ったそう。そのような経緯もあって、喜一のラーメンは「今まで喜多方になかったものだ」と言われる唯一無二の味を作り出しているんですよ。

具材はシンプル。澄んだスープが美しい

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喜多方ラーメンといえば醤油ラーメンという常識が根付いていることもあり、筆者もはじめて食べたときは「喜多方ラーメンで塩?」と少々驚いた記憶があります。

美しい澄んだ色のスープに、ちぢれ麺、チャーシュー、メンマ、ねぎとシンプルな見た目が特徴。
税込価格並盛:700円
大盛:850円
特盛:1,100円

スープは角が一切ない洗練された味

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スープをひと口飲むと、思わず笑いが漏れてしまうほど洗練された無駄のないおいしさに感動します。何度食べてもこの感動体験を味わえるのだからすごい……。塩味なのにしょっぱいという味ではなく、自然な甘みを感じられ、スープだけをゴクゴク飲みたくなるような完成度。

淡麗という名にふさわしい、角がとれたまるみのある味わいです。

多加水平打ち麺はもちもちしっとりとした舌触り

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麺は、喜多方の水をたっぷり使った多加水平打ち麺を使用。高い製麺技術が求められる麺で、つるつるもちもちとした食感が特徴ですよ。しっとり舌触りがとても心地良く、上品なスープともとても調和しています。

多加水平打ち麺は水分量が多いためゆでる際も繊細に扱う必要があり、一般的なラーメン店のように大きな動作で湯切りはしないのだとか。湯切りする際は、ゆでた麺ざるに入れたまま、水が落ちるのを静かに待って作られるそうです。

さらに、ゆでる前に手もみするというひと手間をくわえ独特のコシをもたせているなど、食べると麺へのこわだりを感じられます。

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チャーシューは脂っこすぎず、たんぱくすぎず、絶妙なバランス。チャーシューと麺、そしてスープ、それぞれが互いの旨みを引き立て合っています。

「朝にラーメン!?」と驚く方も多いと思いますが、喜一のラーメンは朝に食べてもまったく重たくなく、むしろ全身に染み渡るおいしさですよ。
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