ライター : 鎌上織愛

幼児食アドバイザー、グルメ旅ライター、お土産コンシュルジュ

コストコの隠れ人気商品「薬売りのねりきなこ」

Photo by okamagami

「薬売りのねりきなこ」は、パンやスコーンなどに塗ってジャムのように食べる、きな粉のペーストです。コストコでは不定期入荷のため、なかなか入手できないと噂の隠れた人気商品なんです。

なぜ不定期入荷なのか理由を調べたところ、なんと「薬売りのねりきなこ」は千金丹ケアーズという製薬会社の商品で、職人さんの手づくりで作られているとのこと。大量生産ができない、まさに至高品といえます。

そうと聞けば試してみずにはいられません!この記事では実際に「薬売りのねりきなこ」を食べた筆者が、おいしさや魅力を徹底レビューします。

千金丹ケアーズとは

Photo by okamagami

「薬売りのねりきなこ」を製造している千金丹ケアーズは明治八年創業、生薬を使い自然に寄り添った薬の製造をおこなう香川県高松市の会社です。そして薬と同じくらい食事も健康に大切だという考えのもと、約30年前に「パンに塗って食べるペースト」を開発。きな粉や黒ゴマといった栄養価の高い素材を使った製品を販売しています。商品名である「薬売りの」とは製薬会社が作っているという意味で、レトロなパッケージにも納得です。

どんな味?「薬売りのねりきなこ」の原材料

「薬売りのねりきなこ」は北海道産の大豆からできたきな粉に、はちみつや黒糖など自然由来のもので味付けられたやさしい風味が特徴です。栄養士監修のもと、保存料、香料、着色料などを一切使わずに作られています。

さらにグルテンフリー・コレステロールゼロで、女性に嬉しい大豆イソフラボンを10gあたり13mg摂取できるのが魅力。豆腐の大豆イソフラボン平均含有量が10gあたり2mg(※1)といわれているので、「薬売りのねりきなこ」の栄養価の高さがうかがえます。

Photo by okamagami

蓋を開けた瞬間から、焦がし焙煎きな粉の良い香りがします。見た目はピーナツバターのようですが、スプーンですくいやすいホイップのようなやわらかさです。

そのまま舐めてみると、はちみつと黒糖のコク深い甘さにほんのり塩味がアクセントになり、ほど良い甘じょっぱさがクセになるおいしさですきな粉と聞くとどうしても和風のあっさりした味をイメージしてしまいますが、これは塩キャラメルを彷彿させる濃厚な味で、子どもにも好評でした。「薬売りのねりきなこ」を製造している職人さんのなかには、スプーンですくってそのまま食べる人もいるそうですよ。

ただし原材料には、はちみつが含まれているため1歳未満のお子さんには与えないようにしましょう。

「薬売りのねりきなこ」の価格とボリューム

Photo by okamagami

「薬売りのねりきなこ」はコストコで1瓶380g入り1,198円(税込)で販売されています。1回あたり20gほどを使うとすると、約19回分の容量です。コストコで人気の大容量ジャムと比較すると単価は高いですが、そのぶん素材や製法にこだわっています。

実はこの380g大容量サイズは、コストコ向けに企画された商品です。「薬売りのねりきなこ」は公式サイトでも購入できますが、公式サイトでは95g入りしか取り扱いがありません。

10gあたりの単価で比較すると、95g入りは約67円で、380g入りは約31円と、その差は歴然。コストコで購入するほうがお得にたくさん楽しめるため、人気なのですね。

「薬売りのねりきなこ」の使い方

Photo by okamagami

「薬売りのねりきなこ」はパンに塗るのがオーソドックスな食べ方ですが、お餅と一緒に食べたりヨーグルトに入れたりと、さまざまな食べ方が楽しめます。なかでも筆者のおすすめはアイスです。バニラアイスにのせて食べるだけでなく、混ぜ込んで「きな粉アイス」にするのも絶品ですよ。

「薬売りのねりきなこ」のアレンジレシピ5選

Photo by okamagami

そのまま食べてもおいしい「薬売りのねりきなこ」ですが、コストコの大容量サイズならスイーツや料理にさまざまな楽しみ方ができます。ここでは、おすすめのアレンジレシピを5つ紹介します。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ