ライター : トイ

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北海道民にはお馴染み「ビタミンカステーラ」とは?

Photo by トイ

北海道で販売されている「ビタミンカステーラ」。みなさんはどのような食べ物を想像しますか?「ビタミン」と「カステラ」がなかなか結びつかない方も多いのではないでしょうか。

その正体は、パンのような形状の焼き菓子!長さ約15cm、幅約6cmほどの、コッペパンのような形状です。旭山動物園があることで知られる北海道旭川市の高橋製菓株式会社が製造・販売を行っています。

旭川だけで販売されている商品かと思いきや、北海道全域の至る所で購入できます。スーパーやコンビニのパンコーナーやお菓子コーナーなどで見かけますよ。ちなみに筆者が通っていた高校では、購買でも売っていました。それだけ馴染み深い商品なんです。

名前の由来は「栄養を十分にとってほしいから!」

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商品名で気になるのは「ビタミン」の部分ではないでしょうか。パッケージにも書かれているように、ビタミンB1とB2が配合されているんです。このことから「ビタミンカステーラ」と名前がついています。

ではなぜビタミンを配合することになったのでしょうか。これは「ビタミンカステーラ」が生まれた大正10年(1923年)頃の時代背景から紐解けます。

当時はまだ流通などが整っていないことも多く、普段の食事だけでは十分な栄養分が取れないという問題がありました。そのため、お菓子で不足しがちなビタミンを摂れるようにというアイデアから、現在の「ビタミンカステーラ」の原型が誕生したのだそうです。

カステラなのに日持ちする!?

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長年愛され続ける「ビタミンカステーラ」。実はカステラなのに日持ちをすることでも知られています。なんと賞味期限は、製造から約3ヶ月!市販のカステラの平均的な賞味期限が約2週間であることを考えると、とても長いですよね。

日持ちするように水分を減らしているのがポイント。子どもからお年寄りまで気楽に食べてもらえるように卵と砂糖の量を減らし、小麦粉の割合を多くしているそうです。

何味なの?気になるお味は……

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食べたことがない方にとって、気になるのは味ですよね。ここからは「ビタミンカステーラ」の味や食感についてレポートします。

袋から出すと、小さめのコッペパンのようなサイズです。

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カステラとありますが、高さはあまりなく、ザラメがついている焼き目部分もありません。一見すると単なるパンなのですが……

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半分に割ってみると、中はクリーム色のふんわりとしたスポンジ生地。水分がとても少ないためふわふわで、ほのかに甘い香りが漂ってきます。

食べてみると、とってもシンプルな味わい!小麦の素朴さと卵や蜂蜜の甘さが引き立ち、なんだか懐かしい気持ちになります。水分を減らしている分、しっとり感はありません。ビタミンカステーラを食べる時は、飲み物必須です(笑)!

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素朴でやさしい味なので、飽きが来ず子どもからお年寄りまで安心して食べられます。また電子レンジで少し温めると、ふわふわ生地はそのままに、しっとり感が追加されて甘さが引き立つのでおすすめです!

1つ注意点としては、蜂蜜が使われているので1歳以下のお子さんが食べないようにしてくださいね。

商品概要

商品概要
商品名ビタミンカステーラ
内容量1本
価格116円(税込)
カロリー168kcal

お土産にもぴったりな北海道のソウルフード「ビタミンカステーラ」

北海道の名物のひとつである「ビタミンカステーラ」をご紹介しました。道民にとっては「学生時代にコーヒー牛乳と一緒に食べたなあ〜」なんて思い出が蘇る、まさにソウルフードです!

コンビニでも手に入れやすくお手頃価格なことに加えて、北海道民以外にはあまり知られていない「隠れ名品」なので、意外性のあるお土産として選んでみてはいかがでしょうか。
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