カレーのシミを落とす際の注意点

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カレーのシミは、正しいやり方をすれば家庭でも落とせます。でも、やり方を間違えると色落ちしたり、生地を傷めたりすることも……。そうならないためにも、しっかりと事前に注意点をチェックしておきましょう!

服の洗濯表示を確認する

カレーのシミがついた服を洗う前に、服の洗濯表示を確認してみてください。洗濯表示のなかには、「水洗いできないもの」「漂白剤が使えないもの」など、生地の洗い方についてのさまざまな情報が記載されています。

洗濯表示を無視すると、型崩れや色落ち、洗濯縮みなどを起こしてしまう場合も……。せっかくカレーのシミが落ちても、服が台無しになったのでは本末転倒ですよね。洗濯表示は、直感的にわかりやすいようにマークのデザインが工夫されています。ぜひこの機会に「手洗い」や「漂白」など、基本のマークだけでも覚えてみてくださいね!

揉み洗いをしすぎると脱色や劣化の原因に

洗濯表示に「揉み洗い可」となっていれば、汚れた部分を両手で擦って揉み洗いすることができます。ただし、揉み洗いもやり過ぎには注意が必要です。強く擦りすぎたり、必要以上に何回も擦ったりすると、生地が傷む原因に……。

特に、デリケートな生地はやさしく洗うよう心がけましょう。また、お湯を使うことでより少ない負担で汚れを落とせるので、試してみてくださいね!

汚れケアはできる限り早く!

服についたカレーのシミを落とす一番のポイントは、「1秒でも早く洗うこと」。カレーに含まれる色素のクルクミンは、時間が経過するほどに繊維に入り込み、汚れは頑固なものとなります。でも、外出先でカレーをこぼした場合、すぐに洗濯はできませんよね。

そんな時には、まずティッシュで大まかな汚れを取っておきます。次に、水やトイレにあるハンドソープなどを染み込ませて絞ったティッシュを使い、叩くように汚れを落としておきましょう。家に帰って洗濯する際に、カレーのシミを落としやすくなりますよ。

塩素系洗剤は色落ちや型崩れを起こすリスクが高い

シミを落とすのに有効な「塩素系洗剤」ですが、素材や使い方によっては色落ち、型崩れなどを起こすリスクがあります。洗う前に洗濯表示をよく読み、塩素系洗剤の使用が可能かどうかを確認することが大切です。

特に、デリケートな素材や、色物、柄物などの服は、塩素系洗剤を使うとダメージや色落ちの原因に……。「塩素系」ではなく「酸素系漂白剤」を使うことで、色落ちせずにシミを薄くできます。

カレーの染み抜きは、素材に合った適切な方法で!

カレーのシミは、家庭にある中性洗剤や酸素系漂白剤、重曹などを使って落とすことができます。ただし、服の素材によって洗い方が異なるため、洗濯表示を見ながら正しく洗うことが大切ですね。

これからは「カレーのシミはもう落ちない」と諦めずに、一度家庭での洗濯に挑戦してみましょう!諦めていたあの服も、きれいに蘇るかもしれませんよ♪
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