ライター : ハヤシアユミ

神奈川県生まれ。現在は東京を拠点に雑誌、Webメディア等の執筆活動中。20代後半からワインの楽しさに目覚め、ワインの楽しみ方も伝えています。

はじめに

何本かのワインを飲んでいるときに「あれ?1本目に比べてワインの味がしない??」と思ったことはありませんか。実はこんなときはワインを飲む順番に原因があると言われています。 と言う事で、今回はワインを美味しく飲むコツの1つである「飲む順番」についてお話したいと思います。

飲む順番とは?

実は、ワインを美味しく飲むには飲む順番の基本的なルールがあるんです。

白 → ロゼ → 赤

白ワインは絞ったぶどう果汁を発酵させて造るので、フレッシュな味わいが特徴となります。また赤ワインはぶどうの皮や種から抽出されるタンニンがあり、飲み口は舌にずしっとくる重厚さが特徴となります。 この重たい飲み口の赤ワインを先にもってくると、白ワインのフレッシュさを味わうことが難しくなります。ロゼワインは赤ワインと白ワインの中間の味わいですので、それぞれの良さを味わうには順番は白→ロゼ→赤ワインとなります。

辛口 → 甘口

甘口のワインを先に飲むとその甘さが舌の味覚を覆い隠してしまい、辛口ワインの特徴であるフレッシュさを味わいにくくさせてしまいます。しかし例外もあります。モスカートダスティのようなマスカット種を使用した、ほんのり甘口のワインを食前酒に使うことがあります。 食前酒は、食欲を促したり、食事前の雰囲気作りのために飲むお酒ですので、甘めの口当たりの良いものをいただくこから、食前酒だけは例外と言えます。

香りがシンプル → 香りが複雑

これも先ほどの辛口タイプ→甘口タイプと同じ原理です。香りが複雑なタイプのワインを先に飲んでしまうとシンプルな香りを捕らえにくくしてしまいます。 新世界のワインを例に見てみましょう。新世界のワインはぶどう品種や熟成度合いがそのまま名前となっていることがあります。 例えば、ラベルに「シャルドネ」とぶどう品種の名前だけが書かれていれば(ヴァラエタルタイプといいます)、熟成期間はあまり長くなくそのぶどうの若い頃の特徴とフレッシュな味わいを楽しめます。 「レゼルヴァ」とあれば前述のものよりも長く樽熟成の期間を取っており、樽由来の複雑な香りをもつワインとなります。こういったことから、ヴァラエタルタイプを先に飲み、レゼルヴァタイプを後に飲むと良いと言えます。

おわりに

以上の飲む順番については、あくまでも基本的なルールなので、雰囲気や一緒にいただくお料理に合わせて変えてもかまいません。 しかし、そのワインが持つ個性に注目して飲む場合は、飲む順番を意識してみましょう。ちょっとしたことでワインの味はグッと変わりますよ!
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