ライター : 秋山 ちとせ

ティータイムコンサルタント/webライター

ナナズグリーンティーが手掛ける急須がすごい!

Photo by 株式会社 七葉

「nana's green tea(ナナズグリーンティー)」を運営する「株式会社 七葉(ななは)」から、2023年10月1日より新作急須「360KYUSU(サンロクマルキュウス)」が発売となりました。この急須はスタイリッシュなだけでなく、従来の急須の不便な点をデザインで解決した、有名デザイナーとの共同開発商品です。

この記事では、ティータイムコンサルタントでお茶のプロである筆者が「360KYUSU」の魅力をたっぷりお届け。開発までの背景と急須の特徴、実際に愛用してみて感じた使い心地などをご紹介します。

「360KYUSU」に込められた想い

Photo by 株式会社 七葉

海外では今健康志向の高まりから、抹茶や緑茶が大ブーム!一方国内ではペットボトルお茶飲料需要の増加から、茶葉からお茶を飲む機会が少なくなっており、茶葉の生産現場では茶農家の減少が課題にもなっています。

「360KYUSU」は”茶葉からお茶を楽しんでもらうために、まず簡単にお茶を淹れられる茶器を”、”茶農家の方々にエール送る急須を作りたい”という想いが込められた新しい急須なんですよ。

「360KYUSU」の開発秘話

Photo by 株式会社 七葉

写真左から:「株式会社 エイトブランディングデザイン」代表 西澤明洋さん、「株式会社七葉」代表 朽綱一人(くたみ かずと)さん、「株式会社 PRODUCT DESIGN CENT」代表 鈴木啓太(すずき けいた)さん
2023年9月20日にナナズグリーンティー自由が丘店にて開催された「360KYUSU体験会」に筆者も参加。朽綱一人さんとデザイナーによる、 “360KYUSU開発ストーリー” をお伺いすることができました。

西澤明洋さんがプロダクトデザインを、鈴木啓太さんがグラフィックデザインやパッケージデザインを担当しています。

Photo by 秋山 ちとせ

『国内でも海外でも通用する、画期的な面白い急須はないだろうか?』と朽綱さんがナナズグリーンティーブランディング担当である西澤さんに相談、その後鈴木さんにデザインを依頼してプロジェクトは始まったそうです。

”不要なものや不便を削いで、必要なものをプラスする”という発想から、急須の素材にトライタンを採用、蓋の形状も試行錯誤を重ね「360KYUSU」は生まれました。

”面倒”、”むずかしそう”は、丁寧にお茶を淹れることから離れる要因のひとつですよね。"お茶を押し売りするのではなく、まず使いやすい道具から茶葉でお茶を淹れる日常を"、その発想に個人的に大きな衝撃を受けました。

デザインで不便を解決!「360KYUSU」の使い方と6つの特徴

Photo by 株式会社 七葉

「360KYUSU」の使い方はとってもシンプル!急須に茶葉をいれてお湯を注ぎ、蓋をして蒸らします。急須をゆすって茶葉が落ち着いたら湯呑みに注ぐだけ。

注ぐ際には必ず蓋を手で押さえること、蓋が茶こしの役割もしているので、強く蓋を押さえすぎないのがポイントです。

また、最大の特徴はその名の通り360度どこからでも注げること。蓋の側面と底面に360度スリットを入れることで、さまざまな課題を解決!蓋をして淹れるだけで茶葉でお茶を楽しめる、今までにない急須なんですよ。

「360KYUSU」6つの特徴

  1. どこからでも注げる
  2. 落としても割れない
  3. 熱くならない
  4. 茶葉がよく対流する
  5. 洗いやすい
  6. 場所をとらない

「360KYUSU」と一般的な急須を比較

Photo by 秋山 ちとせ

「360KYUSU」と一般的な急須、お茶を淹れる時に必要な道具を並べてみました。

「360KYUSU」を使えば、通常お茶を淹れるときに必要な茶こし・茶さじ・湯呑みはすべて不要!シンプルデザインのなかに必要な機能がすべて組み込まれています。

1. 本体が熱くならない

Photo by 秋山 ちとせ

急須本体とセットの湯呑みはトライタン樹脂製。トライタン樹脂は、熱湯を注いでも熱くなりにくく、お子さまやご年配の方でも扱いやすい割れない安心安全な素材です。

一般的な急須は本体が熱くなりますが、360KYUSUは熱湯を注いでも熱くならないため、しっかりと持つことができてとても注ぎやすいですよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ