ライター : BBC

玉ねぎで涙が…

料理に旨みや甘みを加えてくれる玉ねぎですが、切る時に涙が出てしまうのがつらいところ……。そもそもなぜ涙が出てしまうのでしょうか?今回は玉ねぎを切ると涙が出る理由と、それを防ぐ方法をまとめました。

涙が出る理由

切る時に涙が出てしまうのには、独特な匂いの正体である「硫化アリル」という物質が関係しているそうです。玉ねぎを包丁で切ったときに玉ねぎの細胞が壊れます。するとこの硫化アリルという物質が空気中へと放出されるそう。
玉ねぎの皮をむいただけでは涙は出ないのに、みじん切りなどにすると涙がたくさん出るのはこのようなことが原因だったようです。空気中を漂っている硫化アリルが、目や鼻に入り、涙や鼻水を出させていたんですね。

涙を防ぐ6つの方法

それでは、どのようにすれば涙を流さずに玉ねぎを切ることができるのでしょうか?その方法はさまざま!まとめて紹介します。

1. 水につけながら切る

厄介な硫化アリルは、水に溶ける性質があるそうです。なので水につけながら切ると放出される物質量は減り、刺激がなくなります。しかし、長く流水にさらすほど玉ねぎの栄養も溶け出してしまうのでので要注意!

2. 玉ねぎを冷やす

たまねぎを1時間程度冷蔵庫で冷やしてから切ると、涙が出にくいようです。包丁を冷やしておいてもOKだとか。それは硫化アリルが揮発性であるため、冷やすことで飛び散りにくくなるんですよ。

3. 電子レンジで加熱

ラップをかけて20秒ほど温めることによって、硫化アリルが弱まるので涙が出にくくなります。これは硫化アリルが加熱されていく途中で揮発するから。レンジで加熱することによって、玉ねぎの甘みも増しますよ♪
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