ライター : 塚本 晴香

管理栄養士 / webライター

らっきょうの食べ過ぎは体に悪い?

Photo by macaroni

らっきょうといえばカレーライスの付け合わせとして食べられることが多いのではないでしょうか。シャキシャキとした食感がクセになり、とてもおいしいですよね。しかし、らっきょうは食べ過ぎると胸やけや腹痛、口臭・体臭などに影響を与えるおそれがあります。

一日あたりの適量や、どんなデメリットがあるのか、具体的にみていきましょう。(※1,2)

らっきょうの食べ過ぎによる症状・リスク

食べ過ぎによる症状

  1. 胸やけや腹痛をおこす
  2. 口臭・体臭の発生
  3. 塩分の摂り過ぎ

胸やけや腹痛をおこす

らっきょうには独特の香りがあります。この正体は「硫化アリル」と呼ばれる香気成分によるもの。硫化アリルは、らっきょうのほかに玉ねぎ・ニラ・にんにくなどにも含まれています。硫化アリルは生で摂取しすぎると、胸やけや腹痛の原因になるおそれがありますので注意しましょう。(※1,3,4)

口臭・体臭の発生

らっきょうの香気成分である「アリシン」。アリシンは硫化アリルのひとつで、たまねぎにも含まれています。香りの強いらっきょうは、食べ過ぎると口臭・体臭の発生にも影響を与えるおそれが。気になる方は食べ過ぎに気をつけてくださいね。(※2,5)

塩分の摂り過ぎ

らっきょうの甘酢漬けの食塩含有量は100gあたり1.9g。厚生労働省が定める食塩の食事摂取基準の目標量は、一日あたり成人で男性7.5g未満、女性6.5g未満と定められています。そのため、たくさん食べると食塩の摂り過ぎにつながり、むくみや血圧が高くなるおそれがありますよ。(※6,7)

らっきょうの食べ過ぎる前に摂取量の目安を知ろう

らっきょうの食べ過ぎの基準として、明確な数は決められていません。しかし、らっきょうは一日3〜5粒程度を目安に食べるのがおすすめ。結構少ない!と驚く方もいるのではないでしょうか。

食感がよくつい食べ過ぎてしまいがちですが、胃の粘膜が刺激され胃が荒れるおそれがあるため、適量を守りましょう。(※1,2)
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