黒酢の特徴

黒酢は「穀物酢」に分類される調味料です。歴史は古く、江戸時代から使われていたといわれています。黒酢の一番の特徴は、美しい琥珀色。同じ穀物酢である米酢が淡い黄色なのに対し、黒酢は熟成と共に深い琥珀色に変化します。

黒酢の主な原材料は玄米や米、大麦など。これらを蒸してから麹や水と一緒に壺に入れます。壺は天日に置かれ、1～3年かけて発酵・熟成させるのが特徴。対して、米酢の主な原材料は精米です。金属容器入れて1～3ヶ月程度発酵・熟成させる点が違います。

黒酢はコクと香りが深く、まろやかな味わい

黒酢は、酢特有のツンとした酸味が控えめです。コクと香りが深く、まろやかな味わいなのが特徴。料理に加えるだけでなく、ミネラルウォーターや炭酸水などで割って飲めるのも黒酢ならではです。

代用品1. 酢＋オイスターソース

濃厚な旨みが特徴のオイスターソースと酢を混ぜると、酢の酸味がやわらぎます。また、オイスターソースのコクがプラスされて黒酢に近い味わいに。黒酢を使う炒めものや煮物などにおすすめです。

なお、オイスターソースは塩味や甘味が強いので、大量に使うと料理本来の味が変わってしまう場合があります。少量ずつ加えると良いでしょう。

代用品2. 酢+ウスターソース

ピューレ状の野菜や果物を原材料とするウスターソースは、塩味だけでなくフルーティーな味わいが特徴。酢とあわせることで、酸味がマイルドになり黒酢の代用ができます。黒酢のようなコクや旨みがプラスされるのもポイント。

ウスターソースは中濃ソースやとんかつソースよりもさらっとしているため、黒酢と同じように使えるのも良いですね。

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代用品3. 酢+黒砂糖

酢を加熱すると酸味が飛んで、ツンとした香りが気になりません。酢が温かいうちに黒砂糖を混ぜて溶かすと、黒酢のようなまろやかさに。黒砂糖の深いコクや甘みは、黒酢の代用にぴったりですよ。

代用品4. 赤ワインビネガー＋めんつゆ

赤ワインビネガーは、赤ぶどうの果汁を原料とする酢。白ワインビネガーや米酢に比べて酸味が少ないのが特徴です。めんつゆと混ぜると旨みがプラスされ、黒酢に近い味わいになりますよ。

なお、めんつゆは塩分が強いので、たくさん使うと料理の塩味が勝ってしまうことが。ほかの調味料を減らして味のバランスを整えるのもひとつの方法です。

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代用品5. バルサミコ酢