ライター : 菅 智香

育児料理アドバイザー

【比較表】すぐわかる!落し蓋の代用品一覧

素材特徴おすすめ料理注意点作り方
アルミホイル食材に密着して
味が染み込む
煮込み料理全般酸味の強い料理
はNG
鍋の直径より少し小さく
なるようにカット。
中央に穴を開けて蒸気が
逃げるようにし、
そのままかぶせる
クッキングシート具材に張り付かず、
蒸気を逃がしつつ
煮汁を
循環させる
煮込み料理全般切り込みを
入れないと
浮いてきてしまう
鍋よりひと回り小さく切った
シートの中央や先端に
切り込みを入れてからのせる
キッチンペーパー油分やアクを吸い取り、
あっさりと仕上がる
油分やアクが気になる
煮込み料理
薄手のものや
水分に弱いものは
破れやすい
水で濡らしてから
のせる
平皿ただのせるだけなので
とても手軽
煮込み料理全般取り出す際の
火傷に注意する
鍋より小さい
サイズの皿を
伏せた状態でのせる
キャベツなどの野菜煮込み終わったあとに
食べることができる
ロールキャベツや
ポトフなど
丁寧に水洗いする水洗い後、そのままのせる

定番!アルミホイルでの代用方法

Photo by 山形ゆかり

家に落とし蓋がないときは、アルミホイルで代用するのが定番です。アルミホイルをくしゃくしゃにしてから落とし蓋にするとアクが取りやすくなり、さらに中央に穴を開けておけば蒸気が逃げて吹きこぼれを防止できますよ。

ただし、アルミホイルは酸によって溶ける性質があるため、酸味の強い料理には使用しないでくださいね。

煮崩れ防止に!クッキングシートでの代用方法

Photo by 馬原 香織

クッキングシートを使った落とし蓋の作り方もとても簡単です。鍋よりひと回り小さく切ったシートを四つ折りにし、さらに斜めに折って中央や先端に切り込みを入れるだけで完成しますよ。

穴を開けておくことで蒸気と一緒に嫌なニオイを逃がし、シートが浮き上がるのを防ぐ効果もあります。

また、蒸気を逃しつつ、煮汁を循環させることもできますよ。具材に張り付かず、扱いやすいのもうれしいポイントです。

味染み抜群!キッチンペーパーでの代用方法

Photo by pomipomi

キッチンペーパーは、そのまま鍋にのせるだけで落とし蓋の代わりになる便利なアイテムです。形を整えたり穴を開けたりする必要がなく、簡単に使えるうえに、アクも同時に取れるため、油分やアクが気になる煮込み料理にぴったりです。

ただし、薄手のものや水分に弱いものは破れやすいので注意が必要で、商品によって厚さや大きさが異なるため鍋に合ったものを選ぶと安心ですよ。

燃えやすい性質があるため、必ず濡らしてから使用し、鍋からはみ出さないようサイズを調整しましょう。

そのほかの代用(平皿・野菜など)

皿を使って落とし蓋の代わりにすることもできます。鍋に入れる際は鍋のサイズより小さめで軽い、平皿がおすすめですよ。ただし、煮物の炊きあがり直後は、煮物とともに皿も非常に熱くなっているため火傷に注意が必要です。

さらに、取り扱いによっては割れてしまうこともあるので、必ず耐熱皿を使うようにしましょう。

また、普段は捨ててしまいがちなキャベツの外葉も落とし蓋の代用に使えます。丁寧に水洗いしてそのまま鍋にのせれば、食材を押しつぶす心配もなく、安心して使えます。ロールキャベツやポトフなどじっくり煮込む料理に利用すれば、硬い外葉もやわらかくなり、煮込み終わったあとに具材とともに食べることもできますよ。

そもそもなぜ必要?落し蓋の効果

落とし蓋には、味ムラや煮崩れを防ぎ、臭みを抑えるといったメリットがあり、煮物をよりおいしく仕上げるために欠かせない役割を果たします。

煮汁が全体に行き渡ることで具材に均一に味が染み込み、加熱ムラも防げるため、ごぼうや大根など火の通りにくい野菜もきれいに煮上がります。

さらに具材が動きにくくなることで、じゃがいもやにんじんなどの煮崩れを防ぎ、見た目も美しく仕上げる効果も期待できますよ。

鍋蓋のように密閉しないため臭みがこもらず、すっきりとした味わいになるのも落とし蓋ならではの特徴です。
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