ライター : とも

子育てフードライター

落とし蓋とはどんなもの?

落とし蓋とは、煮物を作るときに使う蓋のこと。主に和食の調理に用いられます。木製やステンレス製、シリコン製などがあり、鍋よりもひとまわり小さい円形。鍋蓋と違い、具材に直接のせて使うのが特徴です。

落とし蓋の効果

味ムラなく仕上がる

煮物を作ると、具材の上下で味の染み込み方に差ができてしまうことがありませんか?落とし蓋は具材に直接のせるため、煮汁が対流して全体にゆき渡り、味ムラなく仕上がる効果がありますよ。

同時に、鍋全体を落とし蓋で覆うことで、加熱ムラができにくいメリットも。ごぼうや大根など火が通りにくい野菜の煮物に使うと、よりおいしく仕上がりますよ。

煮崩れを防ぐ

落とし蓋を使うと具材が動きにくくなるため、煮崩れを防ぐ効果があります。じゃがいもやにんじんなど、煮崩れしやすい野菜を煮るときは落とし蓋を使うときれいに仕上がります。

ただし、木製やステンレス製の落とし蓋は、重みで具材をつぶしてしまうおそれがあるため、シリコン製や後述の代用品を活用すると良いでしょう。

臭みを取る

落とし蓋は鍋蓋のように密閉しないため、食材の臭みがこもりにくくすっきりとした味わいに仕上がります。特に煮魚を作るときにおすすめ。

なお、煮汁の蒸発を防ぎたいときは、落とし蓋と鍋蓋を両方使うことがあります。落とし蓋だけを使うかどうかは、料理によって変えると良いでしょう。

落し蓋がなくてもOK!意外なアレで代用するアイデア4選

1. アルミホイル

アルミホイルは落とし蓋の代用にできます。アルミホイルを鍋の直径よりも少し小さくなるように形を整えましょう。くしゃくしゃにしてから広げると、アクがアルミホイルに付いてアク取りもできますよ。

煮汁が吹きこぼれないように、中央に穴を開けておくのがポイント。
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