賞味期限切れ1ヶ月

前述のとおり、賞味期限は最大の保存期間よりも短めに設定されています。仮に安全係数を0.8とすると、賞味期限の約1.2倍が最大の保存期間ということに。

それを念頭に考えると、賞味期限切れ1ヶ月は乾燥パン粉であれば最大保存期間内ですが、生パン粉は最大保存期間を過ぎている可能性が高いです。とくに開封済みの場合は、乾燥・生にかかわらず傷んでいる可能性が高くなります。使用前に状態をよく確認するようにしましょう。(※10)

賞味期限切れ2ヶ月~3ヶ月

賞味期限が切れてから2ヶ月~3ヶ月だと、生パン粉の場合は最大保存期間をかなり過ぎている可能性が高いです。そもそも生パン粉は水分量が多く傷みやすい食品。食べずに処分することをおすすめします。

乾燥パン粉の場合でも賞味期限が半年のものは最大保存期間を過ぎています。賞味期限が1年のものなら食べられる可能性はありますが、使用前に傷んでいないかよく確認するようにしてください。

賞味期限切れ半年

賞味期限切れ半年にもなると、生パン粉はもちろん、乾燥パン粉もほとんどの商品で最大保存期間を過ぎている計算になります。

賞味期限が長い乾燥パン粉で未開封、正しく保存されていたものなら食べられる可能性はあります。しかし、安全性を重視するなら食べるのは控えるのが無難でしょう。

賞味期限切れ1年~2年

賞味期限切れから1年~2年経っている場合、生パン粉・乾燥パン粉ともに最大保存期間をかなり過ぎている状態です。生パン粉はもちろんのこと、乾燥パン粉も湿気により傷んでいる可能性が高いでしょう。使用するのは避け、処分するのが賢明です。

食べられないパン粉の見分け方

パン粉が食べられるかどうかは、「見た目」「におい」「手触り」で判別できます。以下で実際にどんな特徴が現れるか見ていきますよ。パン粉が食べられるかどうか不安な場合は、以下のポイントを参考にして判断してみてください。

見た目

・青色や茶色に変色している(カビが生えている)
・動いているものがある/色が異なるものがある(虫がわいている)


パン粉は開封後に水分を吸うため、カビが発生しやすくなります。また、粉ものを好む虫がわくことも。パン粉が変色していたり、動くものや色が違うものが混入している場合は、安全のためにも使うのを控えましょう。
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