ライター : macaroni 編集部

キャンプやバーベキューの洗い物をラクにしたい!

Photo by macaroni

キャンプやバーベキューは、日々の喧騒から離れて手軽に非日常を体験できる、とても楽しいレジャーです。大自然のなかで食べるごはんは格別!しかし食事にはあと片付けがつきものです。とりわけ、野外での洗い物には不便なことがたくさん……。積み上がった洗い物を見て、現実に引き戻されてしまったという方も少なくないでしょう。

年間約80泊もキャンプをしているキャンプ達人、森 風美さんも、当初は洗い物に苦労したと言います。

「キャンプ場には炊事場とキャンプサイトが離れているところも多く、洗い物を面倒に感じていました。大量の洗い物を複数回に分けて運ぶだけでもひと苦労。特にお湯が出ないキャンプ場では食器のぬめりが落ちにくかったり、冬場の冷たい水で長時間洗って手がかじかんだりで、野外での洗い物の大変さを痛感しました」
アウトドアコーディネーター/森 風美さん アウトドア好きな家族の影響で幼少の頃からキャンパーとして育ち、キャンプ歴は年齢=27年。女性向けキャンプ・アウトドア情報発信メディア「なちゅガール」編集長、女子キャンパーのライフスタイルモデルとして、女性でも楽しめるアウトドアスタイルを日々発信しているほか、テレビ・雑誌・イベント出演など幅広い分野で活動中。著書に「はじめよう!ソロキャンプ」(山と渓谷社)
「多くのキャンプ経験を経て、洗い物の負担を少しでもなくそうと考えた結果、洗い物そのものを減らすこと事前にしっかり準備することが大切だと気付きました。今では、一緒にキャンプをする人数やコミュニティの雰囲気、TPOに応じてこの2点を上手く使い分けながら、できるだけラクに洗い物を済ませています」と森さん。

そこで、屋外での洗い物の手間を劇的に減らすコツ、森さん自身が実践している準備の仕方を教えてもらいました。ソロキャンプが好きな人も、家族や友人と大勢で楽しむ人も、老若男女を問わずマネできるワザばかりですよ!

洗い物そのものを減らす5つのコツ

1. 出かける前に食材の下ごしらえを済ませておく

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「食材はあらかじめ家で切り分けて、ジッパー付き保存袋や保存容器に入れてもっていきましょう。野菜を洗ったり食材を下ゆでしたりなどの作業も、家で済ませればさらに手間を省けます。

この方法は、ソロキャンプや2~4人の少人数でそれぞれがごはんを持ち寄るスタイルに特に適しています。この方法なら持参した食材を使い切りやすくてゴミを減らせますし、包丁やまな板、下ゆで用の鍋などかさばる荷物も減らせて一石二鳥ですよ」

2. まな板シート、ホイルシートなどの便利アイテムを使う

「大人数でのキャンプは料理そのものがメインイベントという場合が多いので、食材のカットや下ごしらえもキャンプ場でおこなうようにしています。そんなとき大活躍するのがまな板シート。まな板に敷くだけで汚さずに食材を切ることができるので、調理中や調理後にまな板を洗う手間が省けますよ。

ITEM

まな板シート 5m

¥480〜

材質:ポリエチレン、ポリプロピレン 原産国:中国

※2022年5月11日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
また、ホイルシートやバーベキュー用のグリルシートもおすすめ。ホイルシートはフライパンに敷くことでフライパンを汚すことなく調理できますし、食材を包んで焼くホイル焼きにも活用できます。鉄板や焼き網の上に敷けるバーベキューシートは、鉄板や網などの油汚れや焦げつきを気にすることなく調理できる優れものです」

ITEM

キチントさん フライパン用ホイルシート(25cm×3m)

¥126〜

サイズ:25cm×3m 厚さ:12μm 使用方法:フタをしっかり閉めて押さえながら、シートを手前に引くように切る

※2022年5月11日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

ITEM

グリルクッキングシート

¥548〜

メーカー名:ヒロ・コーポレーション HIRO 商品サイズ:約33×40cm

※2022年5月11日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。

3. 紙ナプキンやラップを敷く

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「揚げ物や乾物を盛り付けるときは、紙ナプキンを敷いて食器に汚れが付くのを防ぎます。かわいらしいナプキンを使用すれば華やかさや季節感も出せますし、料理が一段と映えますよ。

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見た目を気にしないのであれば、災害時のように食器にラップを敷くという方法もあります。汚れたラップを剥がすだけで洗い物をせずに済む、非常に簡単な方法です」

4. 食事を手軽に済ませる

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調理から食事までひとつで完結するメスティンで簡単なものを作るのも良さそう
「キャンプ場で朝から晩まで手の込んだ料理を作ると、その分洗い物も増えてしまいます。少しでも洗い物を減らすために、キャンプ場に着いてすぐのご飯はカップ麺やお弁当で済ませるという手もあるでしょう。道中にお店で食べるのもよいですね。

3食すべてを作るにしても、朝食や昼食は軽めのものを作り、夜ご飯だけ豪華にするというようにメリハリをつけると洗い物を減らすことができますよ。軽めの朝ごはんとしておすすめなのは、ホットサンド。前日の余りもので作れますし、具材を挟むだけで完成するので洗い物もほとんど出ません」

5. 使い捨てできる食器を使う

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「大人数でのキャンプでは、お皿やカトラリーを使い捨てにすることで洗い物を大幅に減らせます。紙皿やプラスチックのフォークじゃせっかくの料理が殺風景になりそうだと思うかもしれませんが、今は100円ショップでおしゃれなものがたくさん売られているので、写真映えもバッチリ(笑)。

私の場合、5人以上の大人数で行くときは使い捨てのものを利用することが多いです。逆にソロ・少人数の場合、料理にきちんと感を出したいときは、メラミンやホーロー、ステンレスなどの食器を使います。少人数のときは各自で食器を持ち寄り、自分のものは自分で洗うようにすれば大した手間になりません。

このように、人数はどれくらいか、誰と行くか、どんな雰囲気でキャンプを楽しみたいかによって、使い分けるとよいでしょう」
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