強肴「赤貝磯部揚 八代あん 山葵」

Photo by china0515

なかなか珍しい、赤貝を揚げたひと品。実は菅野さんが修行し始めたころから、親しみのある料理で、以前の日本料理屋ではよく出ていたこともあったそう。赤貝の歯ごたえのある食感とカリッと揚がった衣の食感を楽しめます。

とろりとした八代あんは、香りが特徴の熊本県の八代青のりを使用。

箸「鰹 黄身辛子醤油 新玉葱」

Photo by china0515

燻製した鰹に卵黄をからめた逸品。卵黄には和辛子、醤油が入っており、肉厚な鰹の旨みとよく合います。新玉葱のシャキシャキ食感も良いアクセントに。

蒸物「蛤飯蒸 桜葉」

Photo by china0515

蛤の身にもち米を挟んで蒸したものを、桜の葉で包んだひと皿。桜の葉の香りが桜餅を連想させ、春を感じられる料理です。

磯の旨みをたっぷり含んだ蛤の歯ごたえと、もっちりした米の食感が楽しい……。

焼物「丸西京焼」

Photo by china0515

たとえすっぽんが苦手でも無我夢中で食べてしまいそうな、西京漬けの味付け。味噌の香ばしく、奥深い味わいとともにすっぽんのたんぱくな肉の旨みを楽しめます。

ちなみに「丸西京漬け」の “丸” は、 “すっぽん” を意味する関西の言葉なのだそう。昔、誰もすっぽんを口にすることがなく、料理屋の店主が「〇(丸)」と暖簾に書いたことでよく食べられるようになったことから、そう言われているようです。

口直「べったら漬 福神漬」

Photo by china0515

お口直しとして登場したのは、自家製の柚子味の「べったら漬け」と「福神漬け」。福神漬けは、蓮根、なす、大根、キュウリ、新生姜などを和える形で仕上げているそう。いずれもパリパリと食感のいい味わいがクセになります。

酢肴「生蛍烏賊 うるい 山葵酢」

Photo by china0515

春が旬の蛍烏賊も登場。つやつやとした身はきれいに透き通っています。

Photo by china0515

生蛍烏賊は目の前でゆでられ、うるいと山葵酢で和えた料理として提供されました。蛍烏賊のやわらかな食感と、うるいの食感の違いが楽しく、山葵酢でさっぱりといただけます。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ