ライター : yuri

フードコーディネーター/フードスペシャリスト

食品メーカーの商品開発に長年従事。現在はオンラインで働きながら、ライティング活動もしています。macaroniライターを通じて、食に関するさまざまな情報をお届けします。

ヌガー(仏:nougat)とは?

ヌガーとは、砂糖とはちみつ、卵白を混ぜ合わせて煮詰め、中にアーモンドやドライフルーツを加えたフランスの伝統菓子です。同じ名称でも発展した国や地域によって形も色も特徴はさまざま。一般的に多くみられるのは、白いヌガー(ヌガー・ブラン Nougat Blanc)です。

食感はキャラメルよりも粘りがあり、噛むと歯にくっつきますが、口の中でゆっくり溶けていきます。ソフトキャンディーに似た、甘く濃厚な味わいが特徴です。

ヌガーの歴史

ヌガーの歴史は古く、長い年月を経て各地で発展してきたお菓子ですが、フランスで初めてヌガーが作られたのは18世紀だそう。ヌガーに欠かせない材料であるアーモンドは、フランスが最初に使ったことが始まりとされています。

現在、モンテリマールはヌガーの名産地になっており、「モンテリマールのヌガー」と名乗るには、材料にアーモンド28g以上、ピスタチオ2g以上、はちみつ25%以上を含まなければならないと決められています。プロヴァンス地方のクリスマスの食卓に出てくる伝統的な13種類のデザートのひとつでもあるんですよ。

ヌガーの老舗店

ヌガーの老舗として有名なお店は、フランス・プロヴァンス地方にある「アンドレボワイエ(Andre Byer)」。1887年の創業以来、ソー(Sault)という村で職人の技と伝統を守り続けています。

使用する原料は、モンテリマール近郊で採れたラベンダーのはちみつとプロヴァンス産のアーモンド。こだわりの原料を使用し、厳格な規定をクリアしたヌガーのみ「モンテリモワールのヌガー」と名乗ることができます。パッケージもフランスならではのおしゃれなデザインが多く、贈り物にも良さそうですね。

ヌガーにはどんな種類がある?

ヌガー・ブラン Nougat blanc

「blanc(ブラン)」は、フランス語で「白い」という意味です。一般的に多く見られる種類のヌガーですね。

温めたはちみつに砂糖を練り合わせ、泡立てた卵白を加えたら、ナッツ類を混ぜ込んで固めて作ります。ねっちりとしたやわらかい食感が特徴です。

ヌガー・グラッセ nougat glacé

ヌガーグラッセは、暑い時期のデザートとして食べるアイスクリームのようなデザート。「giace(グラッセ)」はフランス語で「凍らせた」という意味で、凍った状態で食べるふんわりとした食感の氷菓子です。ヌガーと同じくフランスが発祥で、モンテリマールのヌガーに似せて作られたといわれています。

食感は、アイスクリームよりも軽く、口の中でふわっと溶けていきます。滑らかさのなかに、キャラメルがけしたナッツ類のザクザクとした食感とドライフルーツの甘味と酸味がアクセントになっていて、クセになる方も多いはず。

作る際は、はちみつを加えてしっかりと泡だてた卵白に、7分立てした生クリームを数回に分けながらふんわりと混ぜ込み、ドライフルーツやキャラメリゼした刻みアーモンドを合わせます。型に流して冷蔵庫で1日以上冷やし固めて完成です。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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