ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

カルディで話題。バターファッジって?

Photo by muccinpurin

「アルティメット イングリッシュ クラシックバターファッジ」518円(税込)
数々の輸入菓子が並ぶカルディで見つけた「アルティメット イングリッシュクラシックバターファッジ」。日本ではあまり聞き慣れない名前のお菓子ですが、発祥の地とされるイギリスでは誰もが知るメジャーなお菓子で、かつて大ヒットした映画にも登場しました。

バターファッジとは、砂糖やコンデンスミルク、バターを鍋でじっくりと煮詰めて作られる砂糖菓子のこと。もともとイギリスで生まれ、その後アメリカやカナダ、オーストラリアなどに広まったのだそうです。カルディで販売中のバターファッジは、ヨークシャー(イングランド北部)の伝統的なレシピで作られたもののようですよ。

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原材料は、砂糖、バター、加糖練乳、グルコースシロップ、シュガーシロップ、フォンダン(砂糖、ぶどう糖)のみ。フォンダンシロップは砂糖と水を煮詰めて練ったものなので、ほとんどが糖と脂肪。ちなみにカロリーは100gあたり450kcal、1箱150g入りなので食べ切ると675kcalを摂取することになります。ひぇえ……!

それでも味への興味が衰えないのは、メープルシロップとバターの組み合わせが魅力的だから。さっそくパッケージを開けてご対面です。

見た目はキャラメル。でも…

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個包装ではなく、薄い袋にまとめて入れられたバターファッジが登場。外から見た感じはいびつな形のキャラメルといった感じですが……。

サクサクほろほろ、癒しの甘さ

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はじめまして、バターファッジ。表面がマットな薄茶色の塊からは、愛しいメープルの香りがふわり。バターのミルキーな香りも合わさり、食べる前からすでにおいしいことが保証されているような、不思議な魅力を放っています。

表面がマットでざらざらしたバターファッジは、日本でいえば黒糖に近いイメージでしょうか。とはいえ黒糖よりもずっとやわらかく、かじってみるとサクサクほろほろ。口に含むとスッとほぐれて溶けていきます。これか…… “一度食べるとクセになる甘さ” は!

砂糖とはひと味違った甘さは、秋冬に恋しくなるこっくり系の甘さ。見た目の華やかさはありませんが、お母さんが作ってくれたような温かみがあります。

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さすが砂糖とバターの塊だけあって、のどにジリジリとくるような甘さ。なのですが、バターや練乳のまろやかさのせいか、ほっこりと癒される甘さなんです。一個を食べ終えるといつのまにか次のひと粒に手が伸びる、なんて罪な味なんでしょう。

砂糖の塊を食べている、という背徳感を感じつつも、いつの間にか4~5粒つまんでいました。砂糖が主原料とはいえ、指でつまむくらいでは溶けないので、仕事中にもパクッといけちゃうのがまた罪なところ。脂肪と糖の塊なので、くれぐれも食べ過ぎには気を付けたいところです。

コーヒーやミルクティーに添えても

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そのまま食べるにはなかなかに甘いので、無糖のコーヒーやミルクティーに添えるのがおすすめです。バターファッジをかじりつつコーヒーをすすれば、ちょうどいい甘さに。仕事や家事で疲れた脳とからだに、バターファッジのやさしい甘さが染みわたります。

白いお砂糖とはまたひと味違ったバターファッジのコクのある甘さは、チャイやほうじ茶ラテともよく合いそうですよ。

カルディの店舗や通販で購入可能

「アルティメット イングリッシュ クラシックバターファッジ」は、全国のカルディ各店またはカルディオンラインショップで購入できます。

10月末購入時点で賞味期限は2022年6月30日と半年以上あり、ストックにもぴったり。こっくりとした甘さが好きな方におすすめできます。容器を移し替えて持ち運び、ちょっと小腹がすいたときにも重宝しそうです。

甘すぎるのにやめられない!

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甘い、甘いとウワサには聞いていましたが、甘いながらもクセになる風味や食感で、つい次のひと粒に手が伸びてしまう罪な「アルティメット イングリッシュ クラシックバターファッジ」。

コーヒーやミルクティーに2~3粒添えて、食感や口どけを少しずつ楽しむのがよさそうです。
※本記事は個人の感想に基づいたものです。味の感じ方には個人差がありますのでご了承ください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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