ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

肉バル缶とは…?カルディで缶詰のハンバーグを発見

Photo by muccinpurin

「肉バル缶 トマトソースのハンバーグ」419円(税込)
ハンバーグといえば、家庭料理のなかでも一位二位を争う人気メニューですよね。手作りハンバーグはもちろんおいしいですが、いまやコンビニやスーパーでも、レトルトや冷凍ハンバーグが手軽に手に入るようになりました。

そんななか「肉バル缶 トマトソースのハンバーグ」が発売されたのだそう。缶詰とハンバーグがイマイチ結びつかないですが……。

賞味期限は3年。非常食やキャンプにも使えそう!

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原材料は、ハンバーグ(食肉(豚肉、牛肉、鶏肉)、玉ねぎ、牛脂、鶏卵、そのほか)、トマトソース、おろしにんにくなど。ハンバーグといえば牛ひき肉100%か牛豚合びき肉で作られることが多い気がしますが、肉バル缶のハンバーグは豚肉、牛肉、鶏肉の3種が用いられているようですよ。

缶詰のよさはさまざまありますが、一番のよさは賞味期限が長いことではないでしょうか。筆者が購入した2021年10月末の時点で販売されていた肉バル缶の賞味期限は、2024年10月。なんとまるっと3年も保管できます。これはいざというときに頼りになりそうですね。

缶を開けると、大量のトマトソースがお目見え

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期待に胸を膨らまし缶のふたを開けてみると、ハンバーグ……ではなくたっぷりのトマトソースがお目見え。肉の旨みが詰まったソースのいい香りが漂います。食べる前からお腹が空くいい香りです。

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さらに取り出してみるとごらんの通り、ソースたっぷり!ひとり分にはやや小ぶりながら、直径7.5cmほどのハンバーグが丸ごと一個入っていました。缶詰=備蓄、サブ食品のイメージがあるせいか、缶詰からハンバーグがごろっと出てくると、不思議とテンションが上がりますね。

1個税込419円、1個あたりのカロリーは218kcalでした。

おお…缶詰めとは思えない食べ応え

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トマトソースのハンバーグはそのままでもおいしくいただけますが、せっかくなので温めなおして皿に盛り付けてみましたよ。缶のままではレンジにかけられないので、かならず耐熱容器に移してから温めてくださいね。

にんじんと青菜を添えて皿に盛りつければ、つい2分前まで缶詰に入っていたとは思えないクオリティでしょう?晩ごはんに出てきても、缶詰とは誰も気づかないはずです。

ジューシーさはないけど、圧倒的に肉肉しい!

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カットしてみると、ナイフにかなりの手ごたえが。カルディの公式サイトにも「粗挽き肉の食感が残り、食べ応えのある……」とあるように、なかなかの肉肉しさです。原材料には玉ねぎの表記もありましたが、玉ねぎのシャキシャキ感よりも肉肉しさが勝っていますよ。

粗挽き肉を使っているだけあり、噛めば噛むほど肉の旨みが広がります。断面を見ても分かるように、肉がギュギュっと詰まっていて、かなり食べ応えがあります。脂が少ないせいか焼きたてのジューシーさはありませんでしたが、缶詰特有の残念感も皆無です。

ソースも抜かりなし。ただひとつ残念なのは…

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たっぷりと入ったトマトソースは、トマトのさっぱり感がありながらもドミグラスソースのような深いコクもあり、満足度をさらに高めてくれていますよ。パンでソースをぬぐって最後の一滴まで残さず食べたい、ソースにも手を抜かない主役級のおいしさでした。

ただひとつ残念なのは、1缶419円と缶詰にしてはややお高いところ。家族分買うとなると、ハンバーグを作るよりも高くついてしまいます。とはいえ温めずに食べられる手軽さ、長時間じっくり煮込んだようなソースの味わい、缶詰ならではの賞味期限の長さを考えると、安いのかもしれませんね。
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