お酒との組み合わせを楽しむ役割

チェイサーとして飲まれるのは水だけではありません。芋焼酎のようなクセのある香りが口に残るお酒を飲むときは、水よりもお茶が最適。そのほかテキーラとビール、甘めなウイスキーと牛乳など、メインのお酒との組み合わせを楽しむためにチェイサーを選ぶのもおすすめです。

チェイサーの役割

  1. 体内のアルコール濃度を下げ、二日酔い・悪酔い対策になる
  2. 水分補給や脱水症状対策の役割
  3. 味覚をリセットし、お酒のおいしさを感じやすくする
  4. お酒との組み合わせを楽しむ

チェイサーはどのタイミング・頻度で飲むべき?

ウイスキーやテキーラなどアルコール度数が高いお酒の場合、味がわからない・口がすっきりしない・のどが熱く感じるなど、違和感があるときにチェイサーを飲みましょう。口の中がリセットされ、お酒の風味を感じられるようになります。

ビールやハイボールなど親しみのあるお酒の場合、飲み過ぎてしまう・気分が悪くなる前に飲むのがベストです。

世界各国の「チェイサー」事情

日本

一般的に日本では「チェイサー=水」のイメージが強く、チェイサーを注文すると水が提供されるケースがほとんど。日本酒の合間に飲む水を「和らぎ水(やわらぎみず)」と呼び、お酒と水を一緒に飲む機会が多いのも理由のひとつです。

イギリス

先ほどチェイサーがもつ本来の意味は「お酒のあとを追うように飲む飲み物」とご紹介しました。しかしそれは、アメリカ英語の意味。イギリス英語では、弱いお酒のあとに飲む強いお酒をチェイサーと呼びます。

メキシコ

メキシコでは、チェイサーとして水ではなくお酒を飲むのが一般的です。実際にメキシコ定番のお酒であるテキーラのあとには、トマトジュースベースの「サングリータ」と呼ばれるお酒やビールがよく飲まれます。

外国人は日本人よりもアルコールに強い体質である傾向があるため、チェイサーとしてお酒を飲むことに抵抗がないようです。
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